日本が世界に誇る国民食の一つ、ラーメン。店主の創意工夫が光る新しいラーメン店が次々と華々しく登場するが、実はインスタントラーメンも日本各地で異なる進化を遂げていた。そうした現状に着目して日本中のインスタントラーメンが食べられる店として知られるのが東京・練馬の「インスタントラーメン甲子園 居酒屋さくら」だ。
年間1000種類以上の味が楽しめる
北海道から九州・沖縄まで地域別にずらりと並んだインスタントラーメンの数は約100種類。
「常時商品を入れ替えていて、年間で提供するアイテムは1000種以上にもなります」と土橋泰二オーナーは語る。イートインに加えて販売もしており、何種類もまとめ買いをしに来店する客も少なくない。
興味深いのがインスタントラーメンでしか食べられない独自開発のご当地ラーメンが多い点だ。「ラーメン通を気取る方ほどインスタントラーメンの実力を不当に評価することがありますが、当店のラーメンを食べると、大半のお客さまがクオリティーの高さに驚きます」と胸を張る。
調理方法を見るとラーメン専門店のそれを思わせる。まずラーメンスープは開封前に湯煎してラードを完全に液化。湯は麺ゆで用とスープ用を別々に沸かし、麺はレシピ記載の時間より少し短めにゆで上げて湯切りもする。仕上げにトッピングされるチャーシューやメンマなどは自家製するといった具合だ。
取材時は常時売れ筋トップ3に入る人気を誇る北海道・利尻島の「利尻昆布ラーメン」を試食。利尻昆布を練り込んだ麺が食べられるのはインスタント、業務用を問わず同品だけという希少な一品だ。一口麺をすすると昆布の控えめだが濃厚なうま味がジワ~と舌に染み込み、オリジナリティーの高さを実感。ラーメン専門店にも劣らぬ麺、スープの味に感動してしまう。
ご当地インスタントラーメンのアレンジも
来店のたびにこれらの新しい味に出合えるかと思うと、楽しさが倍増する。グループで来店して各自が異なるラーメンを選び、シェアして食べ比べする客が多いというのもうなずける。
基本の具材は全品共通だが、近年力を注いでいるのがご当地ラーメンの個性に合わせてひと手間を加えるアレンジラーメンだ。
人気の一品が岩手・奥州の「ぺろっこらーめん」を使ったニラそば。仕上げにざく切りした生のニラを入れて加熱したごま油を入れただけだが、幅3cmほどもある平麺のもっちり食感にパンチの強い風味が加わってクセになる。「今後もマイペースにバラエティーを増やしていきたい」と土橋オーナーは意気込む。
●店舗情報「インスタントラーメン甲子園 居酒屋さくら」 所在地=東京都練馬区高松5-7-10 エメラルドヒル1階/開業=2008年6月/坪数・席数=7坪・17席/営業時間=午前11時30分~午後2時、午後5時30分~午後11時(日曜は夜のみ)。不定休/平均客単価=昼650円、夜2500円
日本食糧新聞社
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