NYの先物市場では、先月に5月限の原油先物が一時マイナス40ドルをつける異常事態があった。しかし次の6月限はもうすぐ取引が終わるにも関わらず、価格は30ドル近くと堅調に推移している。このまま6月限は普通に終わりそうだ。
5月以降原油需要が回復
NY先物市場で取引されている原油は、原油価格の指標として世界の多くの地域で参照されている。そのNY原油先物市場で、先月には価格が0ドルを突き抜けて-40ドルまで下がるという珍現象が起こった。
価格がマイナスになったのは、取引終了日が4月21日に設定されている原油先物5月限だった。取引終了直前の4月20日になって、原油価格は下落が続き21日午前1時頃には10ドルに。
そこからさらに異常なペースで下落し、0ドルを越えてさらに下がり一時は-40ドルという平常時には絶対ありえない価格がついた。これはCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で世界各国で経済活動が停止しており、原油需要も極度に低下して原油の在庫が世界各国で余っていたため起こったと見られる。
原油の在庫が過剰になったために貯蔵場所がなくなりかけており、先物取引終了後に原油を渡されても貯蔵できる場所がなかった。このためにマイナス価格でも構わないのでとにかく原油を引き取って欲しいと考える投資家が増えていた。
そして5月限の取引終了日である4月21日以降は、6月限が原油先物取引の中心となった。6月限の取引終了日は5月19日火曜になる。6月限は、5月限がマイナス価格をつけた4月20~21日にもマイナスにはならなかった。しかし5月限マイナス価格の余波を受け、4月22日未明には6ドルまで下落。
だがそこから価格が反転。5月になると一貫して上昇が続き、5月16日につけた終値は30ドル近くだった。取引終了日が19日なので、6月限はこのままマイナス価格にはならずに終わりそうになってきた。
6月限が堅調なまま終わりそうな理由はいくつか考えられる。まず4月後半から5月前半にかけ、アメリカを初め世界各国で経済活動再開が進んだこと。経済活動の再開は原油需要の増大につながるため、最も直接的に原油価格を押し上げる。日本でも欧米などより少し遅れて、5月14日に39県で緊急事態宣言が解除された。
またアメリカがロックダウン(封鎖)されている間は、米原油在庫が歴史的な勢いで増加した。3月末に発表された3月21~17日分の原油在庫は、前週比1,380万バレル増だった。その翌週は1,520万バレル増、さらに翌週の4月4~10日分は1,920万バレル増、4月11~17日分は1,500万バレル増と1,000万バレル超えが続いた。
しかしその後は増加幅が大きく減少し、5月13日に発表された5月2~8日分は前週比70万バレル減とついに減少に転じた。原油在庫がこれだけはけてくると、5月限のように原油価格がマイナスになる要因はほぼ消えたと言ってもいい。
来週には6月限の取引が終わり、その後は取引の中心が7月限に移る。だが現在のように経済活動が再開され原油在庫も大きく増加しない状態が続けば、またマイナスになる可能性は低い。「マイナス価格の原油」は、2020年5月限だけで起こった珍事のまま終わるかもしれない。
"終わり" - Google ニュース
May 17, 2020 at 03:53PM
https://ift.tt/2X4S8Ru
マイナスにはならず終わりそうなNY原油6月限 - iFOREX
"終わり" - Google ニュース
https://ift.tt/2SxfvAZ
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment