菅義偉首相が初の国会論戦に臨んだ各党の代表質問は30日、衆参両院で計3日間の日程を終えた。野党は日本学術会議の任命拒否問題を繰り返し追及したが、首相は「お答えを差し控える」と連発。「鉄壁」を見せつけたが、原稿の言い間違いやヤジに不慣れな側面も見え隠れした。丁々発止のやり取りの衆参の予算委員会での答弁を不安視する声も与党内に出始めた。
「個々人の任命理由は人事に関することで、お答えを差し控える」。首相は任命拒否の理由を問われるたびにこう繰り返した。一方で会員任命で重視した点についての説明は、多少増えた。…
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