県は１０日、新型コロナウイルスに感染し、入院治療中の那覇市の６０代男性が死亡したと発表した。新規感染は１０～９０代の男女２７人。新たに３件のクラスター（感染者集団）も発生した。うち１件は２０～６０代の１４人の感染が判明した那覇市内の事業所。窓がなく換気不十分の更衣室で、共用ロッカーなどを介し間接的にウイルスが広がった可能性があるという。
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真（米国立アレルギー感染症研究所提供）
県の新型コロナ判断指標と現状
県内感染者の居住別状況
同事業所は、共用部分を使用後に消毒する社内の規定がなかった。休憩室はパーテーションで仕切っていたが、利用者の距離は１メートル未満と近かった。県の糸数公保健衛生統括監は「作業中はマスク着用など気を付けても、休憩や就業後は疎（おろそ）かになりやすい。共用部分の消毒や換気徹底、密にならない対策にも気を配ってほしい」と注意喚起した。
この他、同市内の別の事業所で２０～５０代の５人、同居の親族６人の集団感染も確認。県内のクラスターは累計１２０件になった。浦添市内の教育機関は新たに生徒１人が感染し、計３３人のクラスターとなった。
１０日に感染を確認した２７人中、７０代以上は５人。感染経路が追えたのは２２人で内訳は家族内感染１２人、施設内８人など。県内の直近１週間の人口１０万人当たり新規陽性者は１８・９２人で感染の広がりは全国４番目。最多は東京都の２６・７９人。
米軍関係の新規感染は報告されず、累計感染者は９３８人のままだった。
（関連）コロナ、旧正行事を直撃
（関連）当選の浦添市議コロナ感染
県は１０日、新型コロナウイルスに感染し、入院治療中の那覇市の６０代男性が死亡したと発表した。新規感染は１０～９０代の男女２７人。新たに３件のクラスター（感染者集団）も発生した。うち１件は２０～６０代の１４人の感染が判明した那覇市内の事業所。窓がなく換気不十分の更衣室で、共用ロッカーなどを介し間接的にウイルスが広がった可能性があるという。
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真（米国立アレルギー感染症研究所提供）
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同事業所は、共用部分を使用後に消毒する社内の規定がなかった。休憩室はパーテーションで仕切っていたが、利用者の距離は１メートル未満と近かった。県の糸数公保健衛生統括監は「作業中はマスク着用など気を付けても、休憩や就業後は疎（おろそ）かになりやすい。共用部分の消毒や換気徹底、密にならない対策にも気を配ってほしい」と注意喚起した。
この他、同市内の別の事業所で２０～５０代の５人、同居の親族６人の集団感染も確認。県内のクラスターは累計１２０件になった。浦添市内の教育機関は新たに生徒１人が感染し、計３３人のクラスターとなった。
１０日に感染を確認した２７人中、７０代以上は５人。感染経路が追えたのは２２人で内訳は家族内感染１２人、施設内８人など。県内の直近１週間の人口１０万人当たり新規陽性者は１８・９２人で感染の広がりは全国４番目。最多は東京都の２６・７９人。
米軍関係の新規感染は報告されず、累計感染者は９３８人のままだった。
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