2020年10月、俳優たちが自主制作で行った配信舞台『たかが世界の終わり』が、視聴者からの好評に応える形で改めて2021年2月25日(木)~28日(日)の4日間、イープラスstreaming +にてアーカイブ配信されることが決定した。
無観客上演を1時間50分ワンカット長回しで収録、1台のカメラが舞台上の俳優たちの間を動き回るノーカット映像、YouTubeでの稽古風景の同時配信など新しい舞台の形に挑戦した本作。
収録場所は、彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWA STUDIO(大稽古場)。 同劇場の芸術監督であった蜷川幸雄氏と共に俳優たちが稽古を重ね、数多くの蜷川作品を 生んできたこの場所での収録は、YouTubeで配信中のドキュメンタリーから地続きに、リアルタイムで 演劇が立ち上がるさまを観客と共に追っているかのような実験的な試みとなった。
コロナ禍で様々な配信演劇が生み出されたなかで、「舞台ならではの緊張感と物語に入り込んでしまったかのような没入感」「圧巻の迫力とカメラワーク」「映像とは思えないまさに舞台の熱量」「今までの概念を覆した」と視聴者から驚きと感動の声が数多く寄せられた。
また翻訳家・松岡和子氏が「映像と舞台の狭間、今まで見たことのないアプローチで素晴らしい矛盾。とにかく面白かった。」とコメントし話題を呼んだ。
主演を務めるのは、昨年『佐々木、イン、マイマイン』・『his』の演技で第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を獲得した期待の新星・藤原季節。数々の舞台やドラマ、映画を経験してきた藤原が「今までやってきた演劇とは違う」と言う今回の挑戦。余命宣告を受け、自らの死を伝えるために数年ぶりに家族の下へ帰郷する青年・ルイを演じる。
共演には内田健司、周本絵梨香、佐藤蛍、そして銀粉蝶。「最後のアングラ女優」と名高い演劇界の名女優・銀粉蝶はルイの母親役を演じる。「内田くんが誘ってくれたから参加した」と銀粉蝶が期待を寄せる内田はルイの弟・アントワーヌ役と演出を担当。映像作品と舞台作品の狭間を巧みに表現した内田の演出にも注目して欲しい。
その他、俳優陣の特別インタビューが掲載されたパンフレットなどもこの度の再配信用に初めて販売される予定なので、詳しくは公演オフィシャルサイト、第7世代実験室公式Twitterを確認してみよう。
配信情報
配信舞台『たかが世界の終わり』
作/ジャン=リュック・ラガルス 訳/齋藤公一(原訳『まさに世界の終わり』)
演出/内田健司
撮影/武井俊幸
照明/岩品武顕
録音/柳田耕佑
衣裳/井上はこね
キービジュアル/高橋弦人
ビジュアル撮影/御座岡宏土
収録場所/彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWASTUDIO(大稽古場)
提携/彩の国さいたま芸術劇場
主催・企画・製作/第7世代実験室
<公演オフィシャルサイト>
<日程>
【再配信】2021年2月25日20:00~28日23:59
(上演時間約1時間50分予定/休憩なし)
※本作は収録済みのアーカイブ配信です。
※2月4日10時〜販売開始
<出演>
藤原季節・内田健司*・周本絵梨香*・佐藤蛍* / 銀粉蝶
ほか (*さいたまネクスト・シアター)
第7世代実験室とは―
故・蜷川幸雄が主宰するさいたまネクスト・シアターのメンバーを中心とした演劇企画ユニット。
現代演劇とはなにかを問う同世代のプラットフォームをコンセプトに発足。
2020 年 2 月に旗揚げ公演。コロナ禍で生まれた配信企画 『#playthemoment』 第一弾では自粛期間にシェイクスピア作 品を連続リモートドラマに仕立てた「リチャード三世」をYouTubeで配信。
公式YouTubeチャンネル「ダイナナチャンネル」の登録者数は現在も伸び続け注目が集まっている。
からの記事と詳細 ( 藤原季節主演 配信舞台『たかが世界の終わり』の再配信が決定 共演に内田健司、周本絵梨香、佐藤蛍、銀粉蝶 - http://spice.eplus.jp/ )
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