新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が10日、多くの自治体でスタートした。政府から自治体へのワクチン配布も本格化し、6月末までに対象の約3600万人が2回接種できる量が行き渡る。接種完了の目標は7月末。変異ウイルスの影響で全国的に感染が広がる中、接種の加速化が求められている。
高齢者向けのワクチン接種は4月12日に始まり、政府は2回の接種が必要な米ファイザー製ワクチンを配分している。当初の配分量は限定的で、各地の自治体は主に高齢者施設の入所者から先行して接種を進めてきた。厚生労働省が全国の自治体を対象に実施した調査では、1回目の接種開始時期を「5月10日の週」とするのは最多の394市区町村に上る(4月7日時点)。
東京都北区では10日、区内の3病院で、施設入所者以外の高齢者への接種が始まった。まずは75歳以上の約4万8000人が対象で、東京北医療センターで接種を受けた女性(83)は「不整脈があるので心配していたが、今朝、かかりつけ医から許可をもらい、安心して接種できた」と喜んだ。
北区の担当者は「緊急事態宣言が発令されている中でも、感染対策に万全を期し、接種を円滑に進めていきたい」と話した。
大分市では3か所で、約7万人いる75歳以上の高齢者を対象にした集団接種が始まった。会場の一つ、大分こども病院では午前9時半の受け付け開始前から10人以上が列をつくり、藤本保院長(71)は「県内でも感染が広がっている。休日も接種できるように準備したい」と語った。
高齢者向け接種を巡っては、自治体が設けたコールセンターなどへの予約の電話や予約サイトへのアクセスが集中し、受け付けを一時停止するケースも発生。NTT東日本・西日本は10日朝から通信制限を設けた。
今月3日の第1陣の予約受け付け時にシステムがダウンした横浜市は10日、第2陣の受け付けを開始。約25分でサイトからの受付枠は全て埋まった。電話予約はつながりにくい状態となっているが、目立ったトラブルは起きていないという。
東京都と大阪府には24日、自衛隊による大規模接種会場が設置される。政府は米モデルナ製のワクチンを使うことを検討している。
新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が10日、多くの自治体でスタートした。政府から自治体へのワクチン配布も本格化し、6月末までに対象の約3600万人が2回接種できる量が行き渡る。接種完了の目標は7月末。変異ウイルスの影響で全国的に感染が広がる中、接種の加速化が求められている。
高齢者向けのワクチン接種は4月12日に始まり、政府は2回の接種が必要な米ファイザー製ワクチンを配分している。当初の配分量は限定的で、各地の自治体は主に高齢者施設の入所者から先行して接種を進めてきた。厚生労働省が全国の自治体を対象に実施した調査では、1回目の接種開始時期を「5月10日の週」とするのは最多の394市区町村に上る(4月7日時点)。
東京都北区では10日、区内の3病院で、施設入所者以外の高齢者への接種が始まった。まずは75歳以上の約4万8000人が対象で、東京北医療センターで接種を受けた女性(83)は「不整脈があるので心配していたが、今朝、かかりつけ医から許可をもらい、安心して接種できた」と喜んだ。
北区の担当者は「緊急事態宣言が発令されている中でも、感染対策に万全を期し、接種を円滑に進めていきたい」と話した。
大分市では3か所で、約7万人いる75歳以上の高齢者を対象にした集団接種が始まった。会場の一つ、大分こども病院では午前9時半の受け付け開始前から10人以上が列をつくり、藤本保院長(71)は「県内でも感染が広がっている。休日も接種できるように準備したい」と語った。
高齢者向け接種を巡っては、自治体が設けたコールセンターなどへの予約の電話や予約サイトへのアクセスが集中し、受け付けを一時停止するケースも発生。NTT東日本・西日本は10日朝から通信制限を設けた。
今月3日の第1陣の予約受け付け時にシステムがダウンした横浜市は10日、第2陣の受け付けを開始。約25分でサイトからの受付枠は全て埋まった。電話予約はつながりにくい状態となっているが、目立ったトラブルは起きていないという。
東京都と大阪府には24日、自衛隊による大規模接種会場が設置される。政府は米モデルナ製のワクチンを使うことを検討している。
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