中国当局による独占禁止法に基づく国内テクノロジー大手の締め付けは終わりに近づきつつあり、一部主要銘柄のバリュエーションは魅力的な水準にあると、フィデリティ・インターナショナルの運用担当者ヒョミ・チー氏が指摘した。
チー氏は複数の中国消費者株式ファンドを運用しており、そのうち1つの運用成績はこの1年で同業の96%を上回っている。チー氏は今年に入り、 アリババグループとテンセント・ホールディングス( 騰訊)の保有株を一部売却したが、なお同氏にとって最も大きなポジションの一角となっている。
チー氏は「われわれがこの規制パターンサイクルの始まりにいるのか、あるいはこのサイクルの終わりに近づいているのかを考えることは可能だ」とした上で、「このサイクルの終わりに近づいていると私は見ている」と説明した。
チー氏はアリババとフィンテック企業アント・グループの調査では3、4カ月を要したが、テンセントやフードデリバリー美団などに対する調査はより迅速に進む可能性があるとし、テクノロジー業界の主要企業が対処しなければならない事項で合意する中で、規制当局による今回のサイクルは終わり得ることを示唆していると分析した。
アリババやテンセントの株式に妙味があると指摘するのは同氏だけではない。ブルームバーグの集計データによると、こうした銘柄に対して「買い」に相当する投資判断を付与しているアナリストも多い。
原題: China Tech Crackdown Cycle Nearing an End, Top Fund Manager Says(抜粋)
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