新型コロナの対応に追われる中野区保健所に密着したドキュメンタリー映画「終わりの見えない闘い」が2日から、同区のミニシアター「ポレポレ東中野」で上映される。
濃厚接触者の調査、自宅療養者の容体の確認、緊急入院先の調整など保健所職員の姿を追った。監督の宮崎信恵さん(79)が、初めての緊急事態宣言後の昨年6月から1年近く、保健所職員に密着して撮影した。
ポレポレ東中野支配人の大槻貴宏さん(54)は「興味深い作品だった」と話しており、今年8月、中野区であった上映会で作品を見て上映を決めた。「コロナ禍の最前線での混乱ぶりと、その中でも細やかな対応を続ける保健所職員の姿から大変さが伝わってきた。中野だけでなくどこの保健所でもありえる物語だ」と語る。
宮崎監督は「中野保健所のある地元なのでぜひ上映したかった」と、ポレポレ東中野での公開決定を喜び「コロナ感染拡大は早く収束させなければならない。そのためにも保健所や保健師のコロナ対応の姿を多くの人に見てもらいたい」と話す。
上映は午前9時50分と午後2時20分の2回。2、3、4日の午前9時50分の回上映後には宮崎監督の舞台あいさつもある。
問い合わせはポレポレ東中野=電03(3371)0088=へ。(砂上麻子)
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