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Thursday, October 14, 2021

「最後の米主要SNSが終わりを迎えた」中国の情報統制強化で年内閉鎖…世界7億人が利用 - 読売新聞オンライン

 【ニューヨーク=小林泰明】米マイクロソフト傘下のビジネス向けSNS「リンクトイン」は14日、中国版を年内に閉鎖すると発表した。中国政府がインターネットの情報統制を強めていることが背景にあるとみられ、米メディアは「中国で公に運営されている最後の米主要SNSが終わりを迎えた」などと報じている。

 リンクトイン幹部は閉鎖について、「中国の事業環境は非常に厳しく、コンプライアンス(法令順守)上の要求も厳しくなっている」と理由を説明した。併せて、投稿などを共有する機能がない中国向けの新たな求人サービスを年内に始めることも表明した。

 リンクトインは2014年に中国版を開設した。当時の発表では、中国での事業展開は中国政府からの検閲が条件として課せられることを明らかにしたうえで、情報の制限は「必要な時に必要な範囲でのみ実施する」としていた。

 リンクトインは利用者が学歴や職歴を公開し、仕事に関する交流の幅を広げるサービスを展開している。利用者数は世界で7億人を超え、中国は5000万人超とされる。

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