石原慎太郎氏の死去をうけて、神奈川県の黒岩知事は「石原さんは、私にとってスーパースターのような存在で、知事会などで同席するだけで感慨深い思いだった。大きな存在であり、一つの時代が終わった感覚がある。心からご冥福をお祈りしたい」と話していました。
石原慎太郎氏が一時期を過ごし、芥川賞を受賞した「太陽の季節」の舞台にもなった神奈川県逗子市の担当者は、市の事業にも協力的だったという石原氏の突然の死去の知らせに驚きを隠せずにいました。
逗子市は石原慎太郎氏が一時期を過ごし、芥川賞を受賞した「太陽の季節」の舞台にもなり、市内の逗子海岸には芥川賞受賞50周年を記念して建てられた「太陽の季節記念碑」もあります。
石原氏は逗子市の事業にも協力的だったということで、市が、市民に下水道事業を知ってもらうために、太陽の季節記念碑がデザインされたマンホールを作る事業を行った際も、快諾してくれたということです。
1月15日からは、このマンホールが描かれた紙のカードを、市が無料で配布しましたが、用意した2000枚すべてが2週間足らずでなくなったということです。
逗子市下水道課の須田正二課長は「石原慎太郎さんは逗子市の象徴的な存在でした。マンホールを描いたカードが2週間足らずで在庫がなくなったことからも存在の大きさを感じます。市の事業を進めるなかで体調が悪いことは聞いていましたが、突然の死去の知らせに驚いています」と話しています。
神奈川県鎌倉市の出版社の代表で、石原慎太郎氏の30年来の知人の伊藤玄二郎さんは「若いころには絵を描かれたり、詩を書かれたりしていました。一見こわもてという感じがしますが内面はナイーブな人でした」と話しました。
2019年の12月に対談したということで「口は以前と変わらず元気で、文学や哲学について踏み込んだ話をしてもらいました」と振り返りました。
そして「社会現象になったほどの作品を書かれた人ですから、小説の世界のひとつの大きな節目が終わったかなという気がします」と話していました。
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