ウクライナのゼレンスキー大統領のオレナ夫人は、2月に始まったロシアによる侵攻が長期化していることについて、当初は短距離走のように早期終結が予想されていたが現在は「マラソンのようだ」と指摘、「苦難の終わりが見えない」と嘆いた。米CNNテレビ電子版が28日、インタビューを報じた。
夫人は、ウクライナ中部のショッピングセンターに対するロシア軍のミサイル攻撃について「ショックを受けた」としつつ「もう何度もショックを受けており、もはや侵略者たちが何をすれば衝撃なのか分からない」と語った。
ロシア軍の首都キーウ(キエフ)周辺からの撤退後、避難していた夫人や子どもたちもゼレンスキー氏と会えるようになったが、いまだに時間は限られていると説明。国民の約半数が家族と離れ離れになっているとの見方を示し「家族の時間は止まったままだ。みんな再び一緒になれる日を待ちわびている」と述べ、紛争の早期終結を願った。(共同)
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