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Sunday, January 29, 2023

43歳で認知症、人生終わりなの? 響いた息子の言葉「母さんは…」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 ネット通販で同じ商品を翌日も買ってしまう。約束を忘れ、約束をしたこと自体の記憶がない――。

 そんな自分の症状と認知症は、最初はまったく結びつかなかった。

 更年期? うつ? 不安だけが募った。

 さとうみきさん(47)にとって、気づきのきっかけは、テレビドラマだった。

 主人公は、若年性アルツハイマー型認知症となった女性の医師。ドラマで描かれる主人公の経験と、自分自身の経験が重なり合った。

 記憶力の簡易な検査をするシーンがあった。

 心のなかで自分もやってみた。できなかった。録画を見返して試みても、同じだった。

 「もの忘れ外来」のある東京都内のクリニックで受診した。若年性アルツハイマー型認知症と診断を受けた。

 2019年1月、43歳だった。

 若年性認知症になると、数年で寝たきりになる。そんな情報をインターネットで目にしたことがあった。

 「私の人生は終わるんだ、と感じました」

 涙があふれた。

 隣にいた夫に「ごめんなさい…

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