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Sunday, February 23, 2020

「当たった瞬間、終わり…」95キロの巨体が反動で宙に浮き、ドクターが駆け寄った衝撃の“ワンパンKO”決着(AbemaTIMES) - Yahoo!ニュース

 日本のヘビー級に期待のスーパーマンが登場。実況が「95キロの巨体が一瞬、宙に浮いた」と驚くほどの強烈な右フック一発で衝撃のKO劇を披露した。

【映像】95kgの巨体が宙に浮いた衝撃KO

 2月23日に後楽園ホールで開催された「RISE137」のヘビー級戦で、三上大智(ボスジム・ジャパン)が石川利輝(TEAM TEPPEN)を1ラウンド1分31秒、たった右フック一撃でマットに沈めてみせた。

 三上大智は23歳で2戦2KO。K1アマチュア全国チャンピオンを経てキックボクシングの世界で活躍。191センチの身長に加え、均整のとれたルックスとスーパーマンを意識した赤と青のロングタイツ姿が印象的だ。

 そのイケメンぶりにAbemaTVで解説を務めたRISEライト級王者の原口健飛も「めちゃくちゃ男前じゃないですか。何でですか?」と若き新星の存在感に思わず戸惑うほど。

 一方、那須川天心が所属するTEPPEN GYMの石川は、アマチュアでの実績から40代になってプロ転校を果たした遅咲きファイター。昨年9月に「RISE134」でヘビー級としてデビューし、2RにKO勝ちを収めている。

 見た目は完全にスーパーマンの三上だが、ゴングが鳴っても、ヒーロー級の強さを発揮した。長い脚を活かした左ミドルから、左右の伸びのあるスーパーマンパンチ。さらにガードを下げて一発パンチを放つと、よろよろとコーナーに石川が大きく吹っ飛ぶ。

 立ち上がった石川も反転攻勢で前に出たが、三上が軽やかにヒラリとかわす。さらに石川の攻撃を避けながら、ガードを下げたままで攻撃をいなし続ける余裕も。何とか打開したいと、さらに前に踏み込んだ石川を待っていたのは、三上の狙いすました強烈なカウンターだった。振りかぶるようなフルスイングの右フックが石川の顔面に炸裂すると、踏み込みの反動で95キロの巨体が一瞬“ふわり”と宙に浮いたように見え、直後、大の字でリングに倒れ込むとセコンドやドクターが石川のもとへ駆け寄った。

 勝ち名乗りを受けリングを去る三上と対照的だったのは敗者の石川だ。コーナーサイドで座り込んだまま、那須川弘幸会長に「何が何だかよくわからない」と衝撃の瞬間を愕然とした様子で振り返った。

 内容的には完勝だった三上も試合後にはツイッターで「最後はよかったけど、あとはダメダメ…もっとがんばります」と、試合内容については反省しきり。さらなる飛躍への貪欲さを示している。

 この結果を受け、海外のキックボクシングサイトでも、三上のKOシーンと共に「ヘビー級にスターが誕生」と注目が集まっている。今後ブレイクしそうな「RISEのスーパーマン」三上大智という名前に注目したい。

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