Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
土石流の最上部にあり崩落した「盛り土」について難波副知事は県や熱海市が是正指導してことを明らかにし、「工法が不適切だった」と指摘した。 こちらは2010年、崩落した「盛り土」周辺を不動産業者が撮影した映像。すでに階段状に整地されている様子が映っている。 熱海市伊豆山で発生した土石流では、最上部にあるこの「盛り土」約5万立法メートルが崩落したとみられている。 7日、静岡県の難波副知事は「盛り土」について排水溝や土砂の流出を防ぐえん堤が「十分に設置されていなかった」として次のように述べた。 (難波副知事) 「個人的な見解としてこの工法は不適切だったと思う。盛り土をして蓋をしたことによって、水がどんどん流れ出て谷をおりるはずが、蓋をしている形になっている。こういうところに盛り土をしてはいけないわけではないが、やる場合は排水溝をしっかりするのが基本」 盛り土にはプラスチック片などの産業廃棄物も混ざっていたという。 難波副知事は盛り土が土石流を引き起こした原因になったどうかについては「分からない」と話したが、被害を甚大化させたことについては… (難波副知事) 「盛り土は少なくとも5万立法メートルくらい流れているので、盛り土が甚大化させたことはほぼ間違いない」 さらに、難波副知事が注目したのは土砂の「色」だ。 最上部の両脇に残っている盛り土は黒く、大きく削れて見えるもともとの地盤が黄土色であると説明した上で、このように述べた。 (難波副知事) 「下の部分に出ている土砂を見ればわかると思うが、黒い土砂が多かったと思う。ここ(盛り土)から出たものが多いということが推定。ここ(盛り土)から出たものが災害を甚大化させたことが言えると思う」 夕方になり2度目の記者会見を開いた難波副知事。 盛り土をめぐり県や熱海市が工事の中止や指導を繰り返し行っていたことを明らかにした。 (難波副知事) 「適正に行為がされていないということは間違いない」 また県は、当時の事業者が2009年に盛り土を3万6641立法メートルで申請していたが、実際には5万4000立法メートルを盛り土していたとみて調査を進めている。 県はこの「盛り土」に関して何度も指導していたことを明らかにした。 2006年にA社が土地を取得。 その後、計画の届け出面積が違う違反行為で文章指導のほか、土砂搬入時にも防災措置などについてA社と施工業者B社を指導。 さらに2010年には盛り土に木くずなどの産業廃棄物が混じっていることが発覚し、ここでも撤去を指導。 その後、工事中止などを要請。 そして、2011年にA社からC社に土地の所有が変更されている。 県は土石流の被害を甚大化させたみられる「盛り土」が作られた経緯についても検証する方針だ。
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土石流の最上部にあり崩落した「盛り土」について難波副知事は県や熱海市が是正指導してことを明らかにし、「工法が不適切だった」と指摘した。 こちらは2010年、崩落した「盛り土」周辺を不動産業者が撮影した映像。すでに階段状に整地されている様子が映っている。 熱海市伊豆山で発生した土石流では、最上部にあるこの「盛り土」約5万立法メートルが崩落したとみられている。 7日、静岡県の難波副知事は「盛り土」について排水溝や土砂の流出を防ぐえん堤が「十分に設置されていなかった」として次のように述べた。 (難波副知事) 「個人的な見解としてこの工法は不適切だったと思う。盛り土をして蓋をしたことによって、水がどんどん流れ出て谷をおりるはずが、蓋をしている形になっている。こういうところに盛り土をしてはいけないわけではないが、やる場合は排水溝をしっかりするのが基本」 盛り土にはプラスチック片などの産業廃棄物も混ざっていたという。 難波副知事は盛り土が土石流を引き起こした原因になったどうかについては「分からない」と話したが、被害を甚大化させたことについては… (難波副知事) 「盛り土は少なくとも5万立法メートルくらい流れているので、盛り土が甚大化させたことはほぼ間違いない」 さらに、難波副知事が注目したのは土砂の「色」だ。 最上部の両脇に残っている盛り土は黒く、大きく削れて見えるもともとの地盤が黄土色であると説明した上で、このように述べた。 (難波副知事) 「下の部分に出ている土砂を見ればわかると思うが、黒い土砂が多かったと思う。ここ(盛り土)から出たものが多いということが推定。ここ(盛り土)から出たものが災害を甚大化させたことが言えると思う」 夕方になり2度目の記者会見を開いた難波副知事。 盛り土をめぐり県や熱海市が工事の中止や指導を繰り返し行っていたことを明らかにした。 (難波副知事) 「適正に行為がされていないということは間違いない」 また県は、当時の事業者が2009年に盛り土を3万6641立法メートルで申請していたが、実際には5万4000立法メートルを盛り土していたとみて調査を進めている。 県はこの「盛り土」に関して何度も指導していたことを明らかにした。 2006年にA社が土地を取得。 その後、計画の届け出面積が違う違反行為で文章指導のほか、土砂搬入時にも防災措置などについてA社と施工業者B社を指導。 さらに2010年には盛り土に木くずなどの産業廃棄物が混じっていることが発覚し、ここでも撤去を指導。 その後、工事中止などを要請。 そして、2011年にA社からC社に土地の所有が変更されている。 県は土石流の被害を甚大化させたみられる「盛り土」が作られた経緯についても検証する方針だ。
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