グーグルはまとめたいけど、アップルは興味なし…。
グーグルが普及に注力している「RCS(Rich Communication Services)」。これはSMSやMMSにとって代わる、携帯電話でメッセージを送受信する際の標準規格で、「リッチコミュニケーションサービス」の文字通り、メッセージのやりとりに関する機能がよりリッチになるというものです。
グーグルはこのRCSを、全てのモバイルプラットフォームの標準的なメッセージングプロトコルにしようと注力しています。AT&TやVerizonなどアメリカのすべての通信事業者と連携し、公式メッセージアプリの「メッセージ」でRCSをサポートし、Androidユーザーに向けてRCSサービスを提供してきました。そしてiPhoneにも対応して欲しいと切に願っているようです。
事の発端は、プロゴルファーに関する報道です。プロゴルファーのブライソン・デシャンボーが、チーム内で唯一のグリーンバブル(iMessegeのグループチャット上だと、Androidユーザーだけメッセの吹き出しの色が緑になる)で苦労しているという、小ネタが記事になったんですね。チームメイトの1人は、アメリカのライダーカップチームでデシャンボーが唯一iPhoneを持ってない選手であることを「悩みの種」だと発言。iMessageに必ず1人はいる「グリーンバブル」の人(つまりAndroidユーザー)が、グループチャットを台無しにすると言われる始末です。
これを受けて、同社のAndroid担当の上級副社長、ヒロシ・ロックハイマー氏は、Twitterでちょっとふざけた感じで間接的に、(名指しこそしていませんが)アップルにRCS対応を呼びかけました。
💚 Group chats don't need to break this way. There exists a Really Clear Solution. Here's an open invitation to the folks who can make this right: we are here to help. 💚💙 https://t.co/4P6xfsQyT0
— Hiroshi Lockheimer (@lockheimer) October 7, 2021
グループチャットがこのように壊れる必要はありません。本当に(Really)明確な(Clear)解決策(Solution)があります(つまりRCSをかけている)。これを解決できる人をオープンに招待します。 私たちはそのお手伝いをします。
ハートマークでいっぱいのツイートの中でRCSを暗喩して、暗にアップルに呼びかけているんですね。
このSMSベースのプロトコルは10年以上前から存在する標準的なテキストメッセージに豊富な機能を追加したものです。グーグルはAndroidユーザーのRCSへの移行を何年も前から進めてきましたが、通信事業者がなかなか対応してくれず、最終的にRCSが定着するまでに若干の混乱もありました。
アメリカの多くのAndroidユーザーは互換性のあるAndroidデバイスとの通信であれば、メッセージの既読、タイピング状況、位置情報の共有などRCSの機能を利用できます。また、iMeesageで対応しているエンドツーエンド暗号化(暗号化されたデータを送信者と受信者でやり取りし、両端末だけでデータを復号して閲覧する方式。データの秘匿性が高い)がRCSにより可能になります。
ところが、アップルはRCSに対応するつもりはなさそうです。なぜならアップルにとっては必要ないからね。iMessageのグループチャット内に混ざるAndroidユーザーを「グリーンバブル」と呼ぶのも一種の蔑称になっていますが、アップル的にはメッセージ規格をAndroidと統一するよりも「じゃあiPhoneにすればいいじゃない」という感じなんでしょうね。
からの記事と詳細 ( アップルは興味なさそうだけど…グーグルが「メッセージ規格を統一しようよ〜」と呼びかけ - ギズモード・ジャパン )
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科学&テクノロジー
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