日本ハムの斎藤佑樹投手(33)が17日、オリックス戦(札幌D)で引退試合を行った。1点リードの7回から登板し、打者1人に7球を投じて四球。登板後、引退セレモニーでは大粒の涙を流した。06年夏の甲子園で早実で優勝投手となり、国民的スターに駆け上がった“佑ちゃん”が、現役生活に別れを告げた。
引退セレモニーでは早実の大先輩のソフトバンク・王貞治球団会長(81)や梨田昌孝・元日本ハム監督からのビデオメッセージが流れた。王会長は「また栄光を取り戻すくらいのつもりで頑張ってほしい」と今後の人生へエールを送った。
栗山英樹監督(60)も斎藤の11年をねぎらった。登板前には優勝を争うオリックスベンチに「普通にやってください」とお願い。結果は四球も「最後惜しかったね! 本当にすばらしい終わり方だった」と真剣勝負をたたえた。約1万3000人のファンが作った札幌Dの熱気。「その空気を忘れるな」と降板直後の斎藤の肩をたたくと、師弟ともども涙腺が崩壊した。
セレモニーではビデオメッセージも送った。06年米国ニューヨーク州のクーパーズタウンでの日米親善高校野球で取材した初顔合わせの記憶も回顧。近年は結果が出ず悩む右腕を「やめるのは簡単」と励まし続けてきた。「言うのは簡単だけどやる方は大変。本当によく頑張った」。ぼろぼろになるまで戦い抜いた右腕をたたえ「これからはキラキラ輝いて笑顔でヒーローになって。みんなに勇気と元気をお願いします」と斎藤の第二の人生に期待した。
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