神戸５人殺傷、主文言い渡し後回しで被告に無罪判決…神戸地裁 - 読売新聞オンライン

　神戸市北区で２０１７年、親族ら５人を殺傷したとして殺人罪などに問われた無職竹島 叶実（かなみ） 被告（３０）の裁判員裁判の判決で、神戸地裁は４日、無罪を言い渡した。検察側は無期懲役を求刑し、弁護側は無罪を主張していた。飯島健太郎裁判長は「関係者にきちんと理由を説明したい」と述べて主文の言い渡しを後回しにし、判決理由の朗読から始めていた。

　起訴状では、竹島被告は１７年７月１６日朝、神戸市北区の自宅で祖父母を殺害後、近所の女性も刺殺。母親と別の女性も襲い、重傷を負わせたとされる。

　起訴の前後に行われた精神鑑定で竹島被告は統合失調症だったと診断され、裁判では刑事責任能力の有無が争点になっていた。

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　起訴状では、竹島被告は１７年７月１６日朝、神戸市北区の自宅で祖父母を殺害後、近所の女性も刺殺。母親と別の女性も襲い、重傷を負わせたとされる。

　起訴の前後に行われた精神鑑定で竹島被告は統合失調症だったと診断され、裁判では刑事責任能力の有無が争点になっていた。

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