ソニーは2017年の時点で、クラウドゲームサービス「PlayStation Now(PS Now)」を、iPhoneやAndroidスマートフォンに対応させる計画を持っていたようです。
ご存知のように、この計画は実現していません。
Apple対Epic裁判の文書から判明
この事実は、現在進行中のApple対Epic Gamesの裁判において提出され、米メディアThe Vergeが入手した文書から明らかになりました。
同メディアによると文書には、ソニーが2017年当時、iPhoneなどのスマホでもPS Nowが利用できるようにする計画を立てており、Appleはその情報を得ていたことが記されていました。
2017年初め、PS NowはPS3、PS Vita、PlayStation TV、そして各社のスマートTVやBlu-rayプレイヤーにも対応していました。
しかしソニーは2017年2月に、今後はPS4とPCでのみPS Nowを利用可能にすると発表、同年8月以降はその他のデバイスではサービスが利用不可となっています。The Vergeは、今回明らかになったモバイル対応計画の存在と関係があるのでは、と推測しています。
ソニーは独自の定額サービスを計画中
ソニーは現在コード名「Spartacus」プロジェクトの名のもと、既存のPlayStation PlusとPS Nowを統合し、古いゲームと最新ゲームの両方を定額でプレイできるサービスを、今年の春より開始する計画だと伝えられています。
これはMicrosoftのXbox Game Passだけでなく、プラットフォームが異なるとはいえ、AppleのApple Arcadeとも競合することになります。
Source:The Verge, Bloomberg
Photo:PlayStation Now
(lunatic)
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