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Monday, April 11, 2022

精緻な石垣ついに復活 白河・小峰城跡、修復終わり全面開放 - 河北新報オンライン

11年ぶりに一般開放された帯曲輪エリア=9日

 東日本大震災で被災した福島県白河市の国指定史跡「小峰城跡」の修復工事と再整備が完了して9日、11年ぶりに全エリアが一般開放された。寛政の改革を断行した松平定信ゆかりの城は長大で精緻な石垣が見どころ。サクラの開花時季に合わせた名所復活に大勢の市民が詰めかけた。

 新たに開放されたのは、本丸を西側と北側から取り囲む「帯曲輪(おびくるわ)」部分約8000平方メートル。オープニングセレモニーで鈴木和夫市長は「文化財としては東北で最も大きな被害だった。今後も時間をかけて価値を高める整備を目指す」と述べた。

崩落した帯曲輪エリアの石垣=2011年4月11日(白河市提供)

10カ所崩落

 白河市は震災で震度6強の揺れに見舞われ、城跡の石垣10カ所が崩落した。伝統工法による修復と遺跡の発掘調査を進め、開放区画を順次拡大。歴史館の建設など城跡を中心に構成する城山公園を再整備した。

サクラがほころび始めた小峰城跡
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