各国の入国制限が大幅に緩和または解除され、待ちに待った海外旅行が再開しはじめました。そんななかハワイ州観光局では、ホテルや観光施設の最新情報を伝えるバーチャル視察ツアーの動画を次々と公開しています。約10分間の動画には「ハワイに行きたい!」と思っている人にぴったりのアップデート情報が満載です。
前回まではワイキキエリアのホテルをご紹介してきましたが、今回はオアフ島のパールハーバーに係留する「戦艦ミズーリ記念館」(63 Cowpens St, Honolulu, HI)。太平洋戦争海戦からちょうど80年という節目の年だった2021年にはドラマやドキュメンタリーをよく目にしたので、太平洋戦争のことを改めて考えてみようと思った人も多いのではないでしょうか。
「戦艦ミズーリ記念館」では所要時間35分の日本語スタンダードツアーが用意されているのですが、そのツアーのハイライトとも言える本動画を観て、私は今ハワイで訪れたい場所No. 1になりました。
バーチャル視察ツアーは、艦首に立ったツアーガイドの恵美ウィルソンさんが、ミズーリ号の正式名称や大きさなどを紹介するところからスタートします。「U.S.S MISSOURI BB-63」という正式名称を持つ戦艦ミズーリの全長は270.4m。船底からてっぺんまで高さは66m、20階建てのビルとほぼ同じ高さがあるそう。次に第1砲塔の横に移動して、壁にペイントされた地図と数字の意味を紹介しています。とても興味深いのでぜひ動画でご確認を!
降伏文書調印式会場となった甲板も紹介されます。1945年9月2日、東京湾で停泊中の戦艦ミズーリのこのデッキ上で、日本政府代表・重光葵外相と軍代表・梅津美治郎参謀総長が降伏文書に署名。続いて連合軍最高司令官のダグラス・マッカーサー、各国代表が署名し、多くの犠牲者を出した第二次世界大戦が終結しました。その署名が行なわれたテーブルのあった場所には記念銅板がはめ込まれていて、デッキには降伏文書のレプリカなど多くの資料が展示されています。
続いては戦艦ミズーリの後ろ側、艦尾へ。ここは神風特攻機が衝突した場所「カミカゼデッキ」。ガイドさんから、神風特攻機が衝突した話が次々と語られるのですが、特攻で戦死した日本兵に戦艦ミズーリのウィリアム・キャラハン艦長がとった当時のエピソードには思わずこみ上げてくるものが。こちらもぜひ動画の解説をお聞きください!
戦艦ミズーリが係留する埠頭の先端からは「戦艦アリゾナ記念館」を目の前にすることができます。ご存じのとおりアリゾナは日本軍の真珠湾攻撃によって沈没した戦艦で、戦死した兵士1177名とともに引き上げられることなく今も海底に。そんな戦艦アリゾナの上に十字を描くように建てられているのが「戦艦アリゾナ記念館」です。
戦艦ミズーリ記念館は米軍基地フォード・アイランドのなかにあるため一般車両の通行が禁止されています。アクセスするにはパールハーバー・ビジターセンターからシャトルバスを利用することになります。入場料は大人(13歳以上)34.99ドル、子供(4~12歳)17.49ドルで、シャトルバス料金込み。クリスマスや元旦をのぞく毎日8時~16時に営業しています。見学には少なくとも1時間~1時間半の滞在時間を見込むとよいそうですよ。
動画を見て答えるハワイクイズ ~第1弾~
Q.04 戦艦ミズーリは「○○に建造して○○に退役した○○の戦艦」
記事トップのYouTube動画を見て、○○に入るキーワードを答えてください。計5問のクイズに正解した方の中から、抽選で10名にハワイ州観光局グッズをプレゼントします。回答はWebのフォームから行なえます。
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