６４３４人が犠牲となった阪神大震災から１７日で、まる２５年となった。兵庫県内の各地では追悼行事があり、遺族らが亡くなった人たちに鎮魂の祈りをささげた。「令和」に入って初めての震災忌を迎え、人々は記憶と教訓を語り継いでいくことを誓った。
神戸市中央区の東遊園地では、市などの実行委員会が主催する「１・１７のつどい」があり、遺族や被災者らが参加。約５０００本の竹灯籠に火がともされると、教訓を心に受け継いでいく決意を込めた「きざむ」の文字が「１・１７」とともに浮かび上がり、地震発生時刻の午前５時４６分、全員で黙とうした。
式典では、震災で母の美智子さん（当時４７歳）を亡くした神戸市灘区のすし店主、上野好宏さん（４７）が遺族代表として追悼の言葉を述べた。
2020-01-16 20:55:00Z
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