4Gamerでは何度か紹介しているが(関連記事1,関連記事2),OneGx1 Proは,2020年8月に国内発売となった「OneGx1」の上位モデルとなる製品で,CPUにノートPC向け「第11世代Coreプロセッサ」(開発コード名 Tiger Lake)の4コア8スレッドモデルである「Core i7-1160G7」を採用して,大幅な性能向上を実現したのが特徴だ。
また,第11世代Coreプロセッサの統合型グラフィックス機能である「Iris Xe Graphics」により,前世代と比べて2倍以上のグラフィックス性能を実現できたという。予約開始に合わせて行われた報道関係者向けの製品発表会では,OneGx1 Proでゲームをプレイする様子も披露された。「ストリートファイターV チャンピオンエディション」や「MONSTER HUNTER: WORLD」といったゲームを,おおむね60fps前後でプレイできるようだ。
ストリートファイターV チャンピオンエディション。クリティカルアーツの発生時でも,フレームレートの落ち込みはほどんどなかった |
MONSTER HUNTER: WORLDは,カメラを左右にふるときに少しフレームレートが低下することもあるが,おおむね快適にプレイできそうという印象だ |
そのほかにも,USB Type-CポートのバージョンがUSB 3.2 Gen 2 Type-CからUSB 4.0へと変更になった点や,既存のLTE対応モデルだけでなく,新たに5G対応の通信機能を備えたモデルが登場することも目につく違いと言えようか。
OneGx1 Proは,ストレージ容量と通信機能の違いによって,計4モデルをラインナップする。それぞれの価格と発売日は以下のとおり。なお,メモリ容量はすべて16GBとなる。
- ONEGX1PJ-B5:ストレージ容量512GB,通常価格16万8000円(税込18万4800円),キャンペーン価格14万2800円(税込15万7080円),1月31日発売
- ONEGX1PJ-B10:ストレージ容量512GB+512GB,通常価格17万8000円(税込19万5800円),キャンペーン価格15万1300円(税込16万6430円),1月31日発売
- ONEGX1PJ-B5L:ストレージ容量512GB,LTE対応,通常価格17万8000円(税込19万5800円),キャンペーン価格15万1300円(税込16万6430円),1月31日発売
- ONEGX1PJ-B5G:ストレージ容量512GB,5G対応,通常価格20万8000円(税込22万8800円),キャンペーン価格17万6800円(税込19万4480円),2月下旬発売
性能が大きく向上した一方で,7インチサイズで解像度1920×1200ドットの液晶ディスプレイを搭載したコンパクトな筐体はOneGx1と変わらない。本体カラーがブルーからブラックへと変更になったくらいだろうか。
テックワンによると,もともとOneGx1は,第11世代Coreプロセッサの搭載を前提として設計されていたそうだ。純銅製のヒートパイプと2基の冷却ファンも,第11世代Coreプロセッサの搭載を想定して用意していたものだという。
また,OneGx1シリーズ最大の特徴である専用ゲームパッド(別売り)は,OneGx1 Proでもそのまま提供するという。Bluetooth接続タイプの専用ゲームパッドは,OneGx1 ProおよびOneGx1の側面に取り付けることが可能で,取り付けた状態ではNintendo Switchのようなスタイルでゲームをプレイできるのが特徴だ。
なお,OneGx1 Pro用ゲームパッドは,ボタンの数や配置はOneGx1用のそれと変わらないが,従来よりも接続の安定性が向上したという。OneGx1 Pro用ゲームパッドの直販価格は,OneGx1用ゲームパッドと同じ4000円(税込4400円)を予定しているが,早期予約者向けの購入特典として,本体の購入者先着500名を対象に無料でプレゼントするキャンペーンを実施するとのことだ。
OneGx1 Proは,新CPUの採用で性能向上を実現することで,ゲームを従来機種よりも快適にプレイすることが可能となっている。ゲーマー向けPCとして,より実用的になったと言ってもいい。その一方で,価格はキャンペーンを適用しても税込約15万7000円からと,単体GPUを搭載したミドルクラス市場向けのゲーマー向けノートPC並みになってしまったのがネックと言えよう。CPUの世代が新しくなったことに加えて,Core i5からCore i7へとグレードアップアップしているので致し方ない部分ではあるのだが,手が届きにくくなった印象は否めない。
その点を理解したうえで,それでもゲームがプレイできる超小型PCが欲しいという人は,OneGX1 Proをチェックしてみるといいだろう。
#### 以下,リリースより ####
インテル第11世代搭載7インチポータブル
ゲーミングUMPC「OneGx1 Pro 国内正規版」を1月31日に発売
〜1月11日まで先先行予約特別価格〜
株式会社テックワン(東京都渋谷区、代表取締役:中林秀仁、以下:テックワン)は、One-Netbook Technology社(以下
なお、One-Netbook公式ストアでは本日より予約開始します。
本製品は、脱着式の専用ゲームコントローラーを装着することで、ポータブルゲーム機として使える画面サイズ7インチのゲーミングUMPCの第二弾です。CPUに第11世代インテル Core
One-Netbook 公式ストア先先行予約キャンペーン
販売サイト:
One-Netbook公式ストア
https://www.one-netbook.jp/landing/onegx1-pro/
Amazon.co.jp(One-Netbook公式ストア)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08QJ56SYP/4gamernet-22/ref=nosim(Amazon アソシエイト)
OneGx1 Proを1月11日(月)まで先先予約キャンペーンとして15%オフで購入できるほか、先着500名様まで別売り専用コントローラーおよび専用ケースが無料でついてくるキャンペーンを実施します。
■主な特長
1.CPU にインテル第11世代プロセッサー、GPUにインテル Iris Xeを搭載
CPUに第11世代インテル Core i7-1160G7、内蔵GPUにインテル Iris Xeグラフィックスを搭載することで、OneGx1の2倍以上の3D性能を実現しています。また、16GBの大容量メモリー、512GBのSSDも搭載しています。その性能は「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」ベンチマークでは、サンプル機におけるテストでは1920×1200のFHD設定のスコアは9216(非常に快適)です。
□動作確認済みゲーム
- ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
- Monster Hunter Online
- ストリートファイターV
2.7インチ約620gのコンパクトボディに拡張可能なM.2ドライブの搭載
OneGx1 Proは拡張可能なM.2 2242スロットを搭載し、最大 2TBまでSSDを増設可能(*)です。そのため、大容量の大作ゲームのインストールもディスク容量を気にする必要がなく、ポータブルで楽しむことも可能です。
(*)SIM フリー対応もしくはSSD増設済みモデルを購入した場合は増設不可
3.超高速・低遅延ネットワーク 5Gへの対応
次世代通信規格である5G対応モデルを2月下旬に発売予定です。超高速・低遅延のネットワークである 5Gを活用することで、外出先でも一瞬の判断が求められるFPSなどのアクションゲームも快適にプレイできる環境を実現します。
4.次世代規格のUSB 4.0ポートを2基搭載、eGPUボックスでの拡張が可能に
Type-Cポートは新たにUSB 4.0を採用することで、自宅では eGPU(外付けGPU)や4Kモニターに接続し、プレイ環境をさらに向上させることもできます。また、Wi-Fi 6やLPDDR4
5.着脱可能な専用ゲームパッドコントローラー(オプション)
着脱可能な専用ゲームパッドコントローラーを準備。普段は高性能UMPCながら、さっとコントローラーを接続することで、すぐにポータブルゲーミングデバイスとして利用可能です。
以上
OneGx1 Pro仕様
からの記事と詳細 ( Tiger Lake搭載のゲーマー向け超小型PC「OneGx1 Pro」が2021年1月に国内発売。先行予約受付がスタート - 4Gamer.net )
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