特定危険指定暴力団工藤会(本部・北九州市)総裁の野村悟被告(74)に死刑判決が言い渡された。午前10時に福岡地裁で始まった判決公判は、主文の言い渡しが後回しとなり、判決理由から述べられた。野村被告は認定事実が読み上げられる間、ときおり首をかしげ、隣にいた田上被告は苦笑いを浮かべるなどしていた。 【写真】工藤会トップ・野村被告の家に入る捜査員、威信をかけた頂上作戦
ところが、午後4時頃に主文が言い渡されると、両被告の態度は一変。野村被告は足立勉裁判長に向かって「公正な判断をお願いしたのに全然公正じゃない」「生涯後悔するぞ」などと大きな声を上げ、無期懲役が言い渡されたナンバー2の会長の田上不美夫被告(65)も「ひどいな、あんた。足立さん」「東京の裁判官になって良かったね」などと、威圧ともとれる発言を残して退廷した。
足立裁判長は2019年の初公判から今年3月の結審まで計62回の公判を担当。4月に東京高裁に異動したが、この日は出張して判決を読み上げていた。
閉廷後、両被告の弁護団は取材に対し、「直接的な証拠もなしに極刑を選択したひどい判決だ」と述べ、福岡地検は「検察官の主張がおおむね認められたものと理解している」などとするコメントを出した。
一方、射殺された元漁協組合長の親族は、「一般市民を標的にした凶悪犯罪で、当然の判決。2人は組織を解体させ、罪を償ってほしい」と語気を強めた。
北九州市では、4事件以外にも放火や手りゅう弾の投げ込みなど市民が狙われる事件が続発し、「暴力の街」とも呼ばれてきた。
福岡県警は工藤会壊滅を目指し、14年9月に両被告を逮捕する「頂上作戦」を展開。作戦を指揮した尾上芳信刑事部長は判決傍聴後、「被害者や遺族の悔しい気持ちに対して、判決が少しでも報いることになればいい。今後、工藤会がいない福岡県になってほしい」と述べた。
特定危険指定暴力団工藤会(本部・北九州市)総裁の野村悟被告(74)に死刑判決が言い渡された。午前10時に福岡地裁で始まった判決公判は、主文の言い渡しが後回しとなり、判決理由から述べられた。野村被告は認定事実が読み上げられる間、ときおり首をかしげ、隣にいた田上被告は苦笑いを浮かべるなどしていた。 【写真】工藤会トップ・野村被告の家に入る捜査員、威信をかけた頂上作戦
ところが、午後4時頃に主文が言い渡されると、両被告の態度は一変。野村被告は足立勉裁判長に向かって「公正な判断をお願いしたのに全然公正じゃない」「生涯後悔するぞ」などと大きな声を上げ、無期懲役が言い渡されたナンバー2の会長の田上不美夫被告(65)も「ひどいな、あんた。足立さん」「東京の裁判官になって良かったね」などと、威圧ともとれる発言を残して退廷した。
足立裁判長は2019年の初公判から今年3月の結審まで計62回の公判を担当。4月に東京高裁に異動したが、この日は出張して判決を読み上げていた。
閉廷後、両被告の弁護団は取材に対し、「直接的な証拠もなしに極刑を選択したひどい判決だ」と述べ、福岡地検は「検察官の主張がおおむね認められたものと理解している」などとするコメントを出した。
一方、射殺された元漁協組合長の親族は、「一般市民を標的にした凶悪犯罪で、当然の判決。2人は組織を解体させ、罪を償ってほしい」と語気を強めた。
北九州市では、4事件以外にも放火や手りゅう弾の投げ込みなど市民が狙われる事件が続発し、「暴力の街」とも呼ばれてきた。
福岡県警は工藤会壊滅を目指し、14年9月に両被告を逮捕する「頂上作戦」を展開。作戦を指揮した尾上芳信刑事部長は判決傍聴後、「被害者や遺族の悔しい気持ちに対して、判決が少しでも報いることになればいい。今後、工藤会がいない福岡県になってほしい」と述べた。
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