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Monday, September 27, 2021

終わりなき道を自ら選択した羽野直也 - スポーツナビ - スポーツナビ

ボートレース徳山の第8回ヤングダービーは羽野直也(福岡支部26歳)【写真上】の優勝で幕をおろした。
2017年10月の大村周年に次いで2度目の記念制覇となったが、日頃の冷静な姿に変わりはなかった。
26歳の若者なのに落ち着きがあり、一喜一憂する感じがない。それが羽野直也である。

2014年のデビュー当時は初々しさが前面に出た「少年のようなイメージ」だったが、記念タイトルを取りSGレースに出場するようになってから変化しはじめた羽野直也。
「普通の少年」から「文学少年」のような佇(たたず)まいとなってきたのは2年ほど前。感情を内面に折り畳むようなところがある。

「SGレースを経験する中で勉強になることがたくさんあります…」ときのう26日の優勝セレモニーで語ったが、それは「調整面であり、メンタル」だという。きっと、メンタル面に受けた影響は大きいだろう。

よく、「精神を鍛える」とか「メンタルを強くする」などというが、これほどの難問はない。
「精神」も「メンタル」も物事がスイスイ進み順風満帆なときには形成できない。
失敗が続いたり、逆風が吹いたり、思ったような結果が出せないとき、くじけそうになったときにこそ、鍛えることができるのだ。
つまり、「精神」や「メンタル」は計画的に鍛錬できない。
そもそも「計画されている」困難や試練とはいかなるものだろうか。

つまり、羽野直也は計算できない試練の中に身を置いているのだろう。真剣勝負であればなおのことだ。

満面の笑みを見せたのは優勝しピットに帰投した一瞬だけ。優勝セレモニーは、いつもの羽野直也に戻っていた。賞金ランキングが39位から22位にジャンプアップし、SGグランプリが視野に入ったと聞いても淡々としたものだった。頂点を見据え、気を緩めないのである。
羽野直也は、終わりなき道を自ら選択したといっていい。勝負師を極めんとしている。

年齢で、人を判断してはならない。その姿はどんな世代からも敬意を持って見つめられるもの。
もう「文学少年」の域を脱している。ボートレースの競技性で人生を物語る「純文学者」…。それが羽野直也だ。

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