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Friday, October 8, 2021

断水続いていた和歌山市 復旧作業終わり家庭などへ給水再開|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

水道用の橋が崩落した影響で大規模な断水が続いていた和歌山市では、応急の復旧作業などが終わり、9日午前8時半から家庭などへの給水を再開しました。給水が始まっても濁り水が流れ出る可能性があるため、市はしばらくは飲み水として使用しないよう呼びかけています。

今月3日、和歌山市の「紀の川」にかかる水管橋と呼ばれる送水用の橋の一部が崩落し、市の北部では市内の4割近くにあたるおよそ6万戸で断水しました。
和歌山市は、水管橋の東側に並行してかかる県道の橋に仮の水道管を設置し送水ルートをう回させる応急的な復旧工事を終え、8日夜遅くから断水している地域にある「配水池」と呼ばれる施設に水をためる作業を進めてきました。
市によりますと、9日午前8時半から家庭などへの給水を順次、再開しているということです。
ただ、給水が始まった直後は濁り水が流れ出る可能性があるため、市はしばらくは▽飲み水として使用しないようにするほか、▽過度の使用を控えるよう呼びかけています。
和歌山市は今後、飲み水として利用できるように安全が確認され次第、ホームページやSNSなどで知らせることにしています。

【給水再開地域の人 “ゆっくりとお風呂に入りたい”】
断水していた和歌山市北部に両親と暮らす山崎有祐さん(25)の自宅では、午前10時ごろ台所の蛇口から水が出て断水が解消しました。
いつもより水の勢いは弱く、茶色がかった水でしたが、山崎さんは6日ぶりに蛇口から出る水を見てホッとした様子でした。
断水中は、風呂にためた水で頭を洗ったり洗顔用のシートで体を拭いたりして過ごしていたということで、山崎さんは「ゆっくりと温かいお風呂に入りたいです。この1週間大変でしたが、親戚や知り合いからたくさん水を届けてもらい感謝しています」と話していました。

【給水再開も飲料用などには使えず】
断水していた和歌山市北部では、水質の安全性が確認できるまで水道水は使わず、給水所から水を運んだりペットボトルの水を使ったりして営業を続けている店が多くあります。
このうち床屋を営む武田惇さんは給水所から水を運び、店の湯沸かし器で沸かしたお湯を使って散髪したあとの客の髪を洗っていました。
武田さんは「断水は解消されましたが、水が濁っているのでまだ店では使えません。早く日常に戻って営業ができればと思います」と話していました。
また喫茶店を経営する辻本庄助さんはふだんは水道水を使っているということですが、断水して以来、9日もミネラルウォーターでコーヒーをいれたり水を出したりしています。

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