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Friday, November 5, 2021

秋の終わりが染みいる 谷川岳一ノ倉沢 - 朝日新聞デジタル

張春穎

 日本三大岩場に数えられる谷川岳(標高1977メートル)の一ノ倉沢(群馬県みなかみ町)が、秋から冬への移ろいを見せている。

 駐車場からブナ林を抜けて歩くこと約3キロ。現れた絶壁の上部は雪化粧し、紅葉の盛りを過ぎた左右の木々からは葉がひらひら舞っていた。谷川岳に登ること約60年という谷川岳山岳資料館の八木原圀明館長(74)は「もの悲しさもあるけれども、木の肌が見え始め、秋の終わりが染みいる感じがして好きです」。(張春穎)

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