「母さん、戦車が来る」。侵攻4日目、2月27日朝の息子の叫び声をアンナ・ザモヒルナさん(80)は覚えている。自宅前で激しい戦闘があった。遠目にも民間人と分かるよう白い包帯を腕に巻いて生き延びた。ロシア軍による多数の民間人殺害が疑われるウクライナ首都近郊ブチャ。同国軍の案内で12日、共同通信記者が現地に入った。
「この世の終わりだと思った」。最前線の街には破壊された建物のがれきや焼け焦げた車が残る。2月27日、アンナさんの自宅前をロシア軍車両約30台が首都キーウ(キエフ)方面に進んでいた。先頭の戦車のハッチから身を乗り出した司令官は胸を張り、戦勝パレードのようだった。
からの記事と詳細 ( ウクライナ侵攻 首都近郊ブチャ 私の街、この世の終わり 生き残った夫婦、自宅周辺火の海 - 毎日新聞 )
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