中国上海市が新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を始めてから18日で3週間となった。市を東西2地域に分け各5日間の予定だったが、措置は延長され厳しい移動制限が継続。感染者は連日2万人を超え、食料不足も広がっている。住民は「終わりが見えない」と憤る。
市は11日、感染者が14日間確認されなかった居住区などの住民に、町内など狭い地域内での移動を認めると発表。全体の約4割の居住区などが対象となったが、実際には外出が許されない例もある。
居住区内で1人でも感染が確認された場合、再び家から出られない措置に戻るため「早期正常化の望みは薄い」(邦人男性)と諦めが広がる。
食料も手に入りにくい状況が続く。国営中央テレビは16日、野菜が山積みになった上海のスーパーの映像を報道。通信アプリ上では「やらせだ」と住民から反発の声が上がった。
感染者3人死亡
中国の衛生当局は18日、上海市で17日に感染者3人が死亡したと発表した。上海で死亡例が報告されるのは、3月28日の封鎖開始後初めて。中国本土全体では約1カ月ぶり。
上海市によると、死者は89~91歳の男女でいずれも 高血圧などの持病があり、ワクチン接種をしていなかった。上海の空港検疫などを除く4月17日の新規感染者は2万2248人。うち約89%の1万9831人が無症状だった。1日当たりの感染者数は3日ぶりに減少した。
中国本土全体の新規感染者は2万3362人だった。(共同)
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