佐賀市にある県立点字図書館が建て替えられ、目が不自由な人やその家族などの交流施設としてリニューアルオープンしました。
佐賀市天神の県立点字図書館は同じ敷地に建て替えられ、視覚障害者情報・交流センター「あいさが」として今月、リニューアルオープンしました。
木造２階建ての館内にはエレベーターが設けられたほか、自動の音声案内も導入されています。
館内にはボランティアが点字に翻訳した本などおよそ２万冊の蔵書があります。
建て替えを機に、点字の本や本の朗読を収録した音源など借りたい作品を、最寄りの市や町の図書館で受け取ることができるサービスも始まりました。
館内には視覚障害者が生活上で困っていることなどを気軽に相談できる常駐の相談員が配置されたほか、交流スペースも新たにできました。
視覚障害のある子どもの母親で、新しい施設の検討メンバーだった世戸亜希さんは「視覚障害者やその家族にとって必要な機能が１か所に集まることはすごく大事です。今まで諦めていたことを諦めさせない、やってみたいことをかなえる場所になってほしい」と話していました。
視覚障害者情報・交流センター「あいさが」は、毎週月曜日を除く午前９時から午後５時まで開館しています。
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