米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席で勝ち越し25号ソロを放ち、日米通算200本塁打を達成した。チームは4-7で3連敗を喫したが、試合前に報道陣の取材に応じていた敵将は「我々は特別な選手を目撃している」と絶賛。人間性に感銘を受けていることも明かした。
2002年にエ軍投手コーチとしてWS制覇したロッキーズのブラック監督
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席で勝ち越し25号ソロを放ち、日米通算200本塁打を達成した。チームは4-7で3連敗を喫したが、試合前に報道陣の取材に応じていた敵将は「我々は特別な選手を目撃している」と絶賛。人間性に感銘を受けていることも明かした。
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大谷は2-2の5回先頭、左腕フリーランドが投じた内角への完全なボール球をスイング。右翼フェンスを越し、日米通算200号をマークした。第1打席に二塁打、第4打席に単打を放ち、三塁打が出ればサイクル安打達成という大活躍だった。米コロラド州地元紙「ザ・ガゼット」は「コロラド・ロッキーズはエンゼルスの二刀流スターのショウヘイ・オオタニに唯一無二の脅威を見る」との見出しで記事を掲載。試合前に語ったロッキーズのバド・ブラック監督のコメントを掲載した。
ブラック監督は「この時代において、1人の選手が2つの劇的に異なるポジションで極めて才能豊かなことは驚くべきことだ。彼について書く時はみんな最上級の賛辞を使うことができるだろう」と大谷を手放しで称賛。選手として15年間、監督として16年目を過ごしている経験豊富な指揮官は「彼のレベルに近づいた選手は誰もいなかったと思う」と語った。
2000年から7年間エンゼルスで投手コーチを務め、2002年にワールドシリーズを制覇した経験を持つブラック監督。今もエ軍関係者と連絡を取っているようで、「彼ら(エンゼルス関係者)は彼(大谷)の才能について話すが、それよりも頻繁に、人間としての彼について話す。人間としてどれだけ優れているかの表れだ。才能は我々みんなが見ることができるからね」と感銘を受けていた。
二刀流でMLBを席巻する大谷。ブラック監督は「我々は特別な選手を目撃している。彼のキャリアが終わりを迎えた時、彼の成し遂げたことにみんな驚嘆するだろう」と最敬礼。「彼は常に警戒させる。良い選手は常に相手を警戒させるものだ。トラウトとオオタニには本当に気を付けなければいけない。2人は彼らのラインナップの心臓だからね」と警戒していたが、試合ではトラウタニ弾を浴びてしまった。
ナ・リーグ全体で最下位に沈むものの、8回の満塁弾で逆転勝ちしたロッキーズ。連敗を8で止め、この1勝を浮上のきっかけにしたい。
(THE ANSWER編集部)
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