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Tuesday, March 31, 2020

ロドリゴ:レジェンドの影を追うのはもう終わり - Goal.com

ロドリゴはまだ、ジダンの作る「新世代銀河系軍団」の一員となるべく最近ベルナベウに加入した若手の一人、という位置づけだ。

しかし、年明け以来交代出場を続けている現状とは裏腹に、これはチームの歯車が噛み合っている証拠だという。

「監督とはとてもいい関係でやれている。僕を手厚く歓迎してくれて、受け入れてくれているんだ。そして僕に準備させ、投入するタイミングもわかっているんだ」

「監督には色々と助けてもらっている。僕を気にかけてくれるし、話しかけてくれる。成長するには何が必要か教えてくれるし、よくやっていると褒めてくれるんだ。彼ととてもよい時間を過ごせている」

この19歳がマドリーに加入したのは、同国出身のヴィニシウス・ジュニオールが加入してから12ヶ月後のことだった。この2人に次いで、同じブラジル人のレイニエルが1月に加入。ジダンが率いる未来のアタッカー陣にサンバの香りが漂い始めた。

この3選手を獲得するのにマドリーが費やした資金は、総計1億2600万ユーロ(約151億円)。成長のための時間が与えられれば、3人はこのヨーロッパ最高峰のクラブを牽引する立場になることだろう。

「僕たちにはここレアル・マドリーで歴史を作る夢があるんだ」とロドリゴは言う。

「僕たち(ロドリゴとヴィニシウス)はとてもよいパートナーシップを築けているよ。ブラジルで知り合ったけれど、彼はリオ出身で僕はサンパウロ出身と、距離が離れていたんだ。だからインターネットや『WhatsApp』で話していたよ。今はいつでも一緒だから、前よりもずっと仲良くなった。いろんな共通項があるし、実現したい夢もある」

レイニエルの加入により、ブラジル人で彩る攻撃陣にも期待がかかる。

「トリオを結成してほしいと思っているんでしょ? それか前線のブラジル人カルテットかな? どうなるかはそのうち分かるよ。今はまだ僕にはわからない」

レアル・マドリーの前線を引っ張る同世代のブラジル人プレーヤー3人が交わした約束は、ブラジルに戻っても忘れられていない。

「2022年は、セレソンが最後にW杯のトロフィーを掲げてから20年になる年なんだ。最近4回のトーナメントでは準決勝で敗退している。その前には3回連続で決勝まで行っているのにね」

ガラタサライ戦で大活躍を果たしたのち、すぐにブラジル代表デビューも果たすことができた。11月に行われた親善試合では最後の20分に交代出場し、1-0でアルゼンチンを下した。シーズン序盤のコンディションに戻すことができれば代表チームにおいても、定位置は確実だろう。

「このユニフォームを着ることは、ブラジルの子供なら誰でも夢見ることだよ。夢が現実になった瞬間だった。もっとこのユニフォームを着たいね」

「代表にもっと頻繁に戻ってこれるよう、クラブで自分のやるべきことを続けていくよ。プロ選手としての一番の夢がまさに実現したんだ。いつかあのユニフォームを着たいとどんな子供でも夢見るものだし、その夢を僕は叶えることができた」

「そこに大きな責任があることもわかっている。だからこそ、たくさんのことをやらなくてはいけない。それも正しい方向へと。僕を手本にしてくれる人がたくさん出てくることも分かっているから、とても大きな責任があるんだ」

ロドリゴの責任感は確かに正しい。ヒーローが若いフットボーラーのキャリアに大きな影響を及ぼすことを、彼は誰よりもよく分かっているのだ。

そしてその発言は、自身が目指したアイドル達の影を追うのをやめ、自分自身がサッカー界のアイコンになる心の準備ができたことの表れでもある。 

写真:バルデスカ・サンペール

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