新型コロナウイルス(新型肺炎)と戦っている英国のある看護師が数日前にFacebook(フェイスブック)に投稿した動画を見た。この人物は帰途に立ち寄ったスーパーマーケットの空っぽの陳列台を見せて「集中治療室で40時間交代勤務を終えてスーパーマーケットに立ち寄ったが食べるものがなかった」と訴えた。「家で休む間に食べ物が必要なので、どうか買い占めをやめてほしい」という呼びかけだった。新型コロナの中、世界各地で猛威を振るっている買い占め狂風の一断面だ。
先週、米国の大型スーパーでトイレットペーパーをめぐって黒人女性1人と白人女性2人が互いにつかみ合いのけんかを繰り広げている様子がそのままYouTube(ユーチューブ)の動画に収められている。大型カートを押してマートに入る人々が片っ端から物を買い占める場面が全世界にウイルスのように広がっている。他の人が我を忘れて何かを買っている様子を見ると、なぜか自分も買わなければいけないような錯覚に襲われる。なぜトイレットペーパーなのかは考えない。フェイクニュースのせいだとは考えもしない。不安が群衆心理と一つになると、理性は地歩を失う。目に見えない不安ほど人間を卑しくさせるものはない。
世界35カ国で約10億人が事実上の自宅軟禁状態にある。新型コロナに対する防疫および公共医療体系が崩壊寸前のイタリアは言うまでもなく、スペインやフランス、ドイツなど欧州複数国と米国の一部地域で移動禁止令が発効中だ。食料品の購入や病院・薬局訪問、避けられない出勤など必要な場合を除いては屋外に出ることはできない。外出するには理由を記載した陳述書を取り締まりの警察官や軍人に見せなければならない。事実上の通行禁止だ。
厳しい時期を耐える方法は人によって異なる。イタリア人は午後6時になるとベランダで出て歌を歌い、楽器を掻き鳴らす。退屈を落ち着かせて、連帯感を確認する彼らならではのやり方だ。先週末、ニューヨーク・タイムズは孤立の時期に読みやすい本のリストを提示した。どうせ耐えなければならない時間なら、読書をしながら有益にすごそうではないか、というアドバイスだ。韓国オンライン書店「Yes24」によると、始業の延期が発表された先月23日から今月15日までの3週間、青少年用図書の販売量が前年同期比96%増えたという。
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