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Sunday, August 23, 2020

甲子園なき夏、それぞれの終わり方 独自大会不参加でも - 朝日新聞デジタル

 47都道府県で開催された高校野球の独自大会は、23日に埼玉と神奈川の決勝があり、全日程を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大で中止された選手権大会に代わり、全国で約3600試合が行われた。

 4府県が7イニング制を採用し、7府県は決勝まで行わなかった。各地の実情に応じて工夫を凝らし、感染対策を講じながら独自大会は実施された。それでも参加しなかったり、できなかったりしたチームもあった。

 愛媛の松山東は8月開催の大会には参加せず、松山西、松山南、松山北との4校対抗戦(6月末)を3年生の引退試合とした。露口敦将主将は「3年生がやってきたことを一つの作品として形にしたい」という思いで試合に臨んだ。奈良高専は7月下旬まで休校が続き、独自大会参加を辞退した。そこで県高野連が8月13日に1試合限りのメモリアルゲームを用意した。

 校内で感染者が出て試合直前に辞退した岐阜の瑞浪は、1回戦で対戦するはずだった中京と、後日に練習試合を組んだ。岡本学和(まなや)主将は「中京のおかげで高校野球に気持ち良くピリオドが打てた」と感謝した。

 勝ち負けを超え、野球ができる喜びや感謝にあふれた夏となった。

 野球史に詳しいノンフィクション作家の佐山和夫さんは、1903(明治36)年に発行された第一高等学校(東大の前身の一つ)の「野球部史」にある一節を思い出したという。

 我が部は校友が元気の噴火山なり、対外試合はこれ鬱勃(うつぼつ)たる元気を爆発せしむる噴火口なり――

 ベースボールを「野球」と日本語訳した中馬庚(かのえ)(1870~1932)が書いたという。「火山という例えの是非は別にして、実にうまいこと言うじゃないか。鹿児島出身の中馬らしい」と佐山さん。

 日々の練習で技量やチームワークを磨き、その成果を試合で披露する。部活動の原点はそこにある。

 今年はため込んだエネルギーを発散する場が、ずっとなかった。だからこそ、1試合、一球一打にかける球児の思いは、例年以上に強かったかもしれない。(編集委員・安藤嘉浩

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