夏の終わりに花火で思い出づくりをする催し「神戸夏送り花火」が29日夜、神戸市中央区の東遊園地で開かれた。阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼するガス灯「1・17希望の灯り」周辺で、闇に浮かんだ鮮やかな光が、集った人らの笑顔を照らした。
新型コロナウイルス禍や長梅雨などで、外出しにくかった今夏。子どもの健やかな成長を願う「地蔵盆」の中止も相次ぎ、代わりの季節行事として同市のNPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り(HANDS)」が企画した。
花火には鎮魂の意味があり、阪神・淡路の経験を継承するきっかけとしても位置付ける。日が暮れるとともに家族連れらが訪れ、希望の灯りから分灯したキャンドルを種火に、花火を満喫。地蔵盆の中止で余ったお菓子やジュースも振る舞われた。
コロナの影響で夏休みに一家で帰省できなかった神戸市立春日野小学校5年の男児(11)は「いつもの夏やったら、おじいちゃんの家でやってた花火。今年もきれいな光が見られてうれしい」と笑顔を見せた。(佐藤健介)
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August 29, 2020 at 06:51PM
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夏の終わりに花火で思い出 神戸・東遊園地で催し - 神戸新聞
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