横浜市立大学の研究グループは2日、新型コロナウイルスに感染したことのある人のほとんどが、半年経過しても感染を防ぐ力を持つ「中和抗体」が残っていたとする研究結果を発表した。感染して回復した370人以上の血液を調べた。ワクチンが普及すれば中和抗体を持つ人が増え、感染の拡大防止につながる可能性が示された。グループは、感染から1年後に中和抗体が残っているかどうかについても調べる計画だ。
グループは、新型コロナの回復者に協力を呼びかけ、9月末までに約620人が登録された。今回の研究で解析対象となったのは、20~70歳代の376人。無症状や軽症の人は280人、酸素投与を受けた中等症の人は71人、人工呼吸器を使うなどした重症者は25人だった。
研究では、グループが独自に開発した精度の高い検出法を用いた。その結果、全体では98%の人が、感染から6か月たっても中和抗体を保有していた。無症状や軽症の人は97%、中等症や重症の人はそれぞれ100%だった。重症度が高いほど、中和抗体の強さが大きく、感染を防ぐ効果が高まる傾向がみられた。
からの記事と詳細
https://ift.tt/36r9IoE
日本
No comments:
Post a Comment