今回の事態を受けて、バイデン大統領は日本時間の午後0時半にロシアを強く非難する声明を発表し、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で対応を協議しましたが、現在に至るまで一切、姿を見せていません。
バイデン氏はこの後、日本時間の夜遅くにG7首脳によるテレビ会合を行った後でロシアに対する厳しい制裁を発表するとしています。ただ、最後まで制裁という圧力でプーチン大統領の心変わりを期待していたアメリカとしては、今回完全に読みを誤ったかたちです。「制裁は戦争を行わないための抑止のためだ」としていましたが、その抑止は失敗に終わりました。
新たに打ち出す制裁は、もはや「抑止」ではなく「懲罰」となり得ますが、果たしてプーチン大統領を思いとどまらせるほどの制裁が打ち出せるのか、こちら時間の24日午後に行われる会見でバイデン大統領は国際社会の覚悟を示す必要があります。
Q.外交は失敗に終わったと言えるのでしょうか?
テレビ番組でまさにその質問を問われたブリンケン国務長官は、失敗を否定し、こう強弁しました。
ブリンケン国務長官
「外交が効果的に成功したからこそ、欧米が一致してロシアに立ち向かえたのです」
今回、NATOの不拡大を譲れない問題だとするロシアの要求をアメリカは頑なにはねつけてきました。
本来、きょう24日は米ロ外相会談が予定されていた日で、アメリカは外交交渉がまだ可能だとみていましたが、ロシア側の一連の行動はその全てを反故にした形で、交渉の機運が生まれる要素は全くありません。外交の面でも今後、長い戦いが続くことになりそうです。
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