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Friday, October 21, 2022

香川・豊島の産廃撤去終わり、整地工事始まる - 読売新聞オンライン

 国内最大規模の産業廃棄物が不法投棄された瀬戸内海の 豊島てしま (香川県土庄町)で21日、現場約8ヘクタールの整地工事が始まった。産廃の撤去が完了したためで、香川県は今年度中の完了を目指す。

 午前10時頃、重機で雨水の排水路を埋め戻す作業を開始。今後、汚染水の貯留池の撤去なども行う。

 豊島では1978年以降、地元業者が車の破砕くずなどを不法に投棄。警察が強制捜査に入った90年まで続き、約91万トンが捨てられた。

 2000年、県が産廃処理を行うことで住民と調停が成立。03年に撤去を始め、19年に完了した。ただし、地下水の完全浄化は果たせておらず、整地完了後も浄化達成に向けた取り組みを続ける。浄化完了後、敷地を住民側に引き渡す。

 近くに住む「廃棄物対策豊島住民会議」の安岐正三事務局長(71)は「大きな節目だが、住民の高齢化が進み、亡くなった人も多い。少しでも早く地下水の完全浄化を終えた風景を見せてほしい」と話した。

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