世のオヤジを代表して作家の樋口毅宏さんが今どきの才能溢れる女性に接近遭遇! その素顔に舌鋒鋭く迫る連載。第15回目のゲストは、女優でアーティストの大原櫻子さんです。ドラマ、映画、舞台に加えて歌手としても大活躍。1月には主演舞台も控えた売れっ子の素顔とは? 樋口毅宏の「手玉にとられたい!」
今回お越しいただいたのは、映画や舞台、ドラマで役者として活躍しつつ、アーティストとしても積極的に活動を続ける大原櫻子さんです。鮮烈な映画デビューのお話から、舞台との向き合い方、本気すぎる役作りまで、樋口さんが深堀り! 来年1月7日からの公演で、大原さんが一人二役を演じる舞台『ミネオラ・ツインズ』についてもお話いただきました。
「芸能界に染まらないようにしようって思っていました」(大原)
樋口毅宏(以下:樋口) 初めまして。本日はよろしくお願いします。 大原櫻子(以下:大原) こちらこそよろしくお願いします。 樋口 さっそくですが、大原さんは、映画にドラマ、舞台、ミュージカル、そして歌もずっと歌ってヒット曲も出していらっしゃる。レコード大賞にも選ばれて、紅白も出て、武道館でライブも実現している。ここまで八面六臂な人って、本当にいないですよね! 大原 いえいえ、とんでもないです。確かにいろんな活動をしているんですが、ただ私の中では舞台も映画もドラマも歌も、表現としてすべて一直線上にあって、境目を作っていないんです。もちろん、現場としてはそれぞれ違う仕事ではあるんですけど。 樋口 たくさんの観衆の前で歌う高揚感は、役者さんにはないものですよね。そういう場で自分は特別なんだって思ったりしませんか? 大原 まったく思わないです!! むしろそこまでお客様が盛り上がってくれるのが不思議なくらい。きゃ~! って歓声が聞こえると、逆に緊張しちゃう……(笑)。私自身、高揚感とかはまったく求めてなくて、歌でみんなが元気になってくれたらうれしいなって思いながらやってるだけで。
樋口 そして、デビューの逸話もすごい! 大原さんは女子高生の時に、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のオーディションで5000人の中から主役のリコ役に選ばれたんですよね。ものすごい競争を勝ち抜かれました。さらに、映画の役柄そのままミュージシャンとしてもデビューされていて。 大原 ありがとうございます。 樋口 しかも、あの佐藤健さんの彼女役ですよ(笑)。主役であるリコがいきなり大抜擢されるというシンデレラストーリーは、大原さん自身の境遇ともすごく重なっていますね。自分で驚きませんでしたか? 大原 友達は驚いていましたね。でも、私自身は、どちらかというと、そういう事態を客観視していたところがあって、初心を忘れたくない、芸能界に染まらないようにしようって思っていました。大学に通ったのもそのためなんです。 樋口 仕事が忙しくなるなか、大学に通いながら芸能活動をされていたわけですよね。ものすごく大変だったのでは? 大原 そうですね。でも、友達が授業のノートを貸してくれたり、たくさんサポートしてくれて。大学と仕事を両立できたのは、友達のおかげなんです。本当にいい友達に恵まれたと思います。
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