[14日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのフィスカーのヘンリック・フィスカー最高経営責任者(CEO)は14日、ドイツ銀行主催の自動車会議で、同社をこの1年苦しめてきたサプライチェーン危機が幾分、終わりつつあるとの見方を示した。同社では半導体や他の部品の不足が生産の障害になっているが、この問題を巡る市場の懸念をやや和らげる発言となった。
フィスカー氏は、同社がスポーツ用多目的車(SUV)「オーシャン」の試験や開発をしている時期にちょうどサプライチェーン問題が重なったと認めた上で、より入手しやすい半導体を使う仕様に一部部品の設計を変更したと説明。EV需要拡大やロシアのウクライナ侵攻の影響で今年高騰していたバッテリー価格も、来年には値下がりする可能性が高いとの見方を示した。
フィスカー氏によると、少なくとも最初の4万台の先行予約分については価格引き上げはしない意向。同社は先週、先行予約がオーシャンで5万台を超え、ピア-・コンパクトカーでは3200台を上回ったと発表している。
同氏は今年11月に移行する予定の増産態勢についても不安はないとし、必要な部品類を入手できるだけのサプライヤーを既に確保していると語った。
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