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Saturday, July 30, 2022

医療者「不安・不満が爆発寸前」 見えぬ終わり、収入… /沖縄 - 毎日新聞

ICUで担当看護師と重症患者の状態について確認を行う長野宏昭医師(左)=7月、県立中部病院(本人提供) 拡大
ICUで担当看護師と重症患者の状態について確認を行う長野宏昭医師(左)=7月、県立中部病院(本人提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大に向き合い続ける沖縄県内の医療従事者らは、精神的にも追い詰められている。防護服を何重にも着込む過酷な環境の中、欠員を補うため業務の負担が増える一方、診療制限などで給与が規定通り払われるか不安も抱える。会食や旅行など自由も制限され、使命感で治療に当たる医療従事者は「第7波の医療はこれまでにない、多くの負担がのしかかった自己犠牲の上に成り立っている。いつまで我慢すればいいのか、終わりのない不安・不満が爆発寸前になっている」と吐露する。 

 県内のコロナ治療の一端を担う医療従事者は「N95マスクや手袋、ガウンを2重にした格好で、もはやサウナスーツを着ている気分だが、換気などで室温調整が難しく、熱中症になりそうな環境で仕事をしている」と過酷さを吐露する。

 同居家族が陽性や濃厚接触者になれば仕事を休まざるを得ないものの、保育園に通う子どもがいるスタッフはその繰り返しで年休が底を突くと欠勤となり、収入が減る懸念もある。院内に感染を持ち込まないため、院内規定でここ数年、外食や会食は禁止。一方で「世の中はこんなに活発なのにまともに守っているのがばかばかしくなってくる」とも話し、我慢の連続にストレスを抱える。

 30代の医療従事者の女性は「使命感だけではもうそろそろ、心も体も持たないよ、という感じだ。自己犠牲の上に成り立つ第7波の医療は、非常にもろくて危うい。できる治療が狭まっており、県医療界全体でみても外来や入院制限などをしている時点で、もう崩壊している」と話す。

 医療従事者の精神的な支援に力を入れる病院もある。県内のコロナ治療の中核を担う県立中部病院は病院職員の支援に当たる「メンタルサポートチーム」を2年前に発足。コロナに関わる病棟約200人の看護師全員と個人面談を実施し、ストレスチェックを行った。リーダーの長野宏昭医師(42)は第7波の中で、医療現場に対する社会の理解や応援の機運が薄れていることも、精神的なストレスの高まりにつながると指摘する。「医療に限らず、どの職場でも苦しい人はいると思うが、苦しみを分かってくれる人がいると強くなれる。『大丈夫?』と声を掛け合い、思いやる気持ちが社会に広がってほしい」

 現場の臨床も行う長野医師は「重症患者のほとんどはワクチン未接種者だ」と話し、医療の負担を改善し、周囲の人の命を守るためにもワクチン接種を勧める。また、地域の診療所や、かかりつけ医が症状の軽いコロナ患者を診察するなど仕組みの改善が必要だとも指摘した。(中村万里子)

(琉球新報)

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GACKT“もう終わりだろうな…”壮絶な闘病の日々を告白「髪もゴッソリ抜けて、肌もゾウみたいに」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

GACKT
Photo By スポニチ

 歌手のGACKT(49)が30日、自身のYouTubeチャンネルを更新。久しぶりの生配信で、壮絶な闘病の日々について語る場面があった。

 GACKTは重度の発声障害などで昨年9月に活動を休止していたが、6月17日に仕事復帰後初めて公の場に登場。「長い間療養してきましたが、やっと皆さんの前に顔を出せるほど回復しました」としっかりした声であいさつしていた。

 司会の古舘伊知郎から、闘病の日々について聞かれると、GACKTは「何度も何度も引退を考えたんですよ」と本音を吐露。「免疫機能が著しく低下して。一時期は髪の毛もゴッソリと抜けて、肌もゾウみたいになって。“これはもう終わりだろうな…”と思ったこともありました」と、語った。

 また、歌手にとって命ともいえる発声機能にも障害が。「最初は声が出なかったんです、話そうとしてもカスカスで成立してなくて。そこで、小さい頃からやっていたボイストレーニングを1からやろうと。初めは出来なかったんですけど、やり終える頃にはもっとうまくなろうという気持ちで。そして4カ月ぐらいから、少しずつ歌えるようになって。とにかくみんなを驚かせたい気持ちでした。人生のなかで一番歌の練習しました」と振り返った。

 そんなGACKTに一筋の光が差し込む。「もともと繋がりがあったドバイの皇族の関係で、再生医療の方との出会いがあった」という。「自分の体の中の脂肪を切って、そこから培養して、体の中に戻していって。当時、両ひざもダメな状態だったんですけど、全部やろうと。頭皮にも、ダメな肌の部分にもやって。それから数ヶ月で良くなっていって、人に合う合わないはあるんでしょうけど、僕にとっては救いでした」と、GACKT。最後は「ここから、みんなの背中を押していきたい」とステージ復帰に向けて、意気込みを語っていた。

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全社が減益か赤字のGAFA支配は終わりの始まりか - iFOREX

米では大手企業の4~6月期決算発表が続いているが、ここまでに発表されたGAFA4社の決算はAmazonが赤字で、残り3社は前年同期比減益だった。これまで圧倒的な強さでネットの世界を支配してきたGAFAも、その支配力が衰えてきているのかもしれない。

Amazonは2期連続赤字

 Amazonが28日のNY株式市場終了後(日本時間29日早朝)に4~6月期の決算を発表。売上高は前年同期比7%増の1,212億ドル(約16兆1000億円)だったものの、純損益は20億3000万ドル(約2,700億円)の赤字という内容だった。

 Amazonは前期1~3月期も38億ドル(約5,000億円)の赤字だった。それ以前は2015年7~9月期以来赤字決算はなかったのだが、2022年になって2期連続の赤字を計上した。

 GAFAとまとめて呼ばれるアメリカの巨大IT企業4社、アルファベット(Google運営)、Apple、メタ(旧名Facebook)、そしてAmazonは、2010年代に爆発的に成長してインターネットの世界を支配する企業として知られるようになった。

 これら4社は株価も高騰し、メタ以外の3社は時価総額が1兆ドル(約133兆円)を超えた。一時はGAFAの4社にMicrosoftを加えた5社で東証の全銘柄の時価総額を超えると言われたこともあり、世界のインターネット業界や株式市場で圧倒的な存在となった。

 しかし今期の決算はAmazonが赤字であり、他の3社も減益だった。アルファベットは売上高が前年同期比13%増の697億ドル(約9兆2700億円)で、純利益は同14%減の160億ドル(約2兆1300億円)だった。

 Appleは売上高が前年同期比2%増の830億ドル(約11兆円)で、純利益は同11%減の194億ドル(約2兆5800億円)だった。メタは売上高も前年同期比1%減の288億ドル(約3兆8300億円)で、純利益は同36%減の67億ドル(約8,900億円)だった。

 メタは減収減益とGAFAにしてはかなり珍しい低調な決算で、減収は2012年の上場以来初めて。また利益も36%の大幅減少だった。

 GAFAは2010年代に台頭し、2020~21年のパンデミック開始による巣ごもり需要増大で成長が一層加速した。またFRBを初め各国中銀が膨大な金融緩和を行ったことで、株価も2019年以前より遥かに高騰した。

 だがパンデミックは完全に終息していないものの、2022年に入って各国が以前の生活に戻り始め巣ごもり特需は消えつつある。またインフレの進行のため各国中銀は緩和を止めて引き締めを開始している。

 この状況では2021年以前に存在していたGAFAの業績と株価に対する追い風はなくなり、むしろ向かい風になってきた感がある。GAFAは世界有数の企業なのでもちろん倒産などはほぼありえないが、これまでのような圧倒的支配の時代の終わりはすでに始まっているのかもしれない。

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静かに終わりを迎える世界を自転車で旅する「Season: A letter to the future」のローンチが2023年Q1に変更 | doope! - Doope

「Season: A letter to the future」

先日放送されたState of Playにて新トレーラーがお披露目され、タイトル名の変更が報じられたScavengers Studioの新作「Season: A letter to the future」ですが、新たにScavengers Studioが当初今秋を予定していた本作の延期を発表し、新たな発売時期を2023年Q1に変更したことが明らかになりました。

今のところ、延期の具体的な理由は明かされていませんが、Scavengers Studioはチームの健康に影響を与えることなく、作品のクオリティを追求したいと説明しており、今回の延期によって得られた追加の開発期間を活かしてゲームのブラッシュアップを図ると伝えています。

目を閉じて、息を吸う。Seasonの壮大な旅に没頭する。これは、三人称視点でロードバイクトリップを行うアドベンチャーナラティブゲームです。田舎から来た女の子の視点で、まだ見ぬ世界を探検しましょう。謎の大災害で世界が一変する前に、工芸品や思い出を集めましょう。

文書、写真、絵画、生活記録。一人ぼっちの自転車旅で、自分だけの思い出や、あなたの周りに広がるあなただけの世界を作りましょう。目指すは、これらの宝物が忘れ去られないよう守ることです。新しくも親近感のある、まだ見ぬ世界の謎は、クエストに沿って進むことで明らかになります。Seasonの世界の謎が隠れた別社会に夢中になるでしょう。これは、20世紀半ば頃の、何の進化も遂げないまま何千年も経過した、超現実的な世界の話です。前の崩壊の原因が何であったのか、次の崩壊は何が原因になるのか、その答えを探しましょう。

■ 特徴

  • 旅の途中で様々な登場人物に出会います。ストーリーの流れを変えてくれるでしょう
  • 美しく詩的なファンタジーの世界を探検します
  • 工芸品を集め、記録を残し、Seasonの世界の謎を探ります
  • 自転車に乗って見事な景色の中を駆けます
  • 異なる文化を持つ世界の最後の瞬間を見届け、心動かされるストーリーを体験しましょう
情報元及びイメージ:Gematsu

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Thursday, July 28, 2022

Facebookの変化は「これまでのSNS」の終わり…すべてがTikTokになる? - Business Insider Japan

マーク・ザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグは、TikTokのような特徴を受け入れ、これまでのSNSの形に別れを告げているようだ。

Getty

  • Facebookは「繋がり」より「消費」を優先した大きな変更を行っている。
  • これは同社がTikTokに対抗するために取った、これまでで最も大きなステップだ。
  • また、これまでのSNSに終わりを告げるステップでもある。

FacebookはTikTokに対する競争力を高めたいと考えている。そしてそのための変化は、我々が知っているSNSの形に終わりを告げるものになりそうだ。

Facebookは友人や知人と繋がる第一の場所ではなくなるだろう。これからは、TikTokと似た中毒性のある動画のスクロール機能が搭載される。アルゴリズムによってユーザーが好きそうな動画、写真、投稿が流れるのだ。つまり、困惑するような叔母の投稿を目にするのではなく、ペットの動画を見たり、料理インフルエンサーのレシピを手に入れたりする可能性が高い。

メタ(Meta)は先日、Facebookとインスタグラム(Instagram)の大きな変更を発表した。Facebookはページを開くと「ホーム」がメインタブになる。同社は発表で、この新しいメインの画面を、新鮮で楽しいコンテンツを見つけるための「発見エンジン」と呼んだ。

さらに、インスタグラムでシェアした15分未満の動画は自動的にリールになり、「より多くの人のおすすめに表示されて視聴される」可能性があるという。

つまり、TikTokで知らない人の動画を延々スクロールすることに満足できないなら、フェイスブックが補うということだ。もし友人やフォローしている人の投稿内容をもっと見たいなら、デフォルトのホーム画面ではない「フィード」タブを見なければならない。

メタの変更は、アルゴリズムを基づくエンゲージメント、つまり繋がりよりも消費を重視している。テック企業やエンターテイメント企業が、SNSのプラットフォームやストリーミングサービスなどで消費者の関心を得るために競い合っている時代を反映していると言えるだろう。

Axiosのスコット・ローゼンバーグ(Scott Rosenberg)が書いているように、これは「SNS時代の終わり」に向かったステップでもある。

これは、友人や家族とオンラインで繋がるという、もともとはFacebookが始めたことからの完全な方向転換だ(私はステータスのアップデートに意味があったときのことを覚えている)。

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アングル:米利上げ緩和の観測、引き締めの終わりをパウエル氏示唆との見方 - ロイター (Reuters Japan)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 7月26─27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備理事会(FRB)が2会合連続で0.75%ポイント利上げを決定した。波紋をもたらしたのは終了後のパウエル議長の会見だ。次回9月の利上げ幅について明確なガイダンスを示さなかったため、投資家の間では今後の利上げペースについて思惑が交錯。ペースダウンを見込み、リスクポジションを再び増やそうとする向きも一部にある。

 7月26─27日の米FOMCでFRBが2会合連続で0.75%ポイント利上げを決定した。波紋をもたらしたのは終了後のパウエル議長の会見だ。写真は27日、ニューヨーク証券取引所で会見を見るトレーダー(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

パウエル議長は会見で「次回の会合でも異例の大幅利上げが適切かも知れないが、それは今からその時までに得られるデータに左右される」と発言。「引き続き会合ごとに意思決定を行い、われわれの考えをできる限り明確に伝えていく」と述べた。

投資家の多くは、インフレが引き続き歴史的高水準に張り付きFRBは来年になってもタカ派姿勢を維持せざるを得ないとみている。しかし3月以降、累計2.25%ポイントの利上げで経済に一部減速感が出る中、パウエル氏の発言は、金融引き締めの終わりがようやく見えてきたことを示唆すると期待する投資家もいる。

ペン・キャピタルのピート・ダフィー最高投資責任者(CIO)は「リスク許容度を少し上げても大丈夫と思える材料が増えている」と語る。

パウエル氏の発言が伝わると、政策金利の予想を反映するフェデラルファンド(FF)金利先物は、9月の利上げ幅が0.50%ポイントになる可能性を65%織り込んだ。FOMCが始まった26日の51%弱から上昇した。

資産運用会社ロベコのマルチアセット戦略責任者、コリン・グラハム氏は、FOMCを受け強気見通しが高まり、FRBがインフレを抑制するとの確信を強めたと述べた。

ブラックロックのリック・リーダー氏も「きょうの話を聞くと、確かに政策引き締めのペースを緩めるのが可能なように思える」と述べた。同氏は、9月に0.5%ポイントの利上げ、その後「おそらく0.25%ポイントの利上げを1─2回」と予想している。

KBRAのチーフストラテジスト、バン・ヘッサー氏は、FRBが「ある意味追いついてきた」と評価。「事態の深刻さを理解し、それに対応して行動していると市場に納得させた」と述べた。

ただこの1年の急激なインフレ進行を目の当たりにした投資家の多くは、FRBのタカ派対応がピークに達したと判定するには慎重だ。

シティのアナリストは「パウエル氏の会見は市場の解釈よりもタカ派的と受け止めた」とし、コアインフレが9月の0.75%ポイント利上げを迫るとの見方を示した。

アイオニック・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネージャー、ダグ・フィンチャー氏も、インフレ高進に歯止めが掛かっておらず、FRBがタカ派路線から逸脱すれば、米経済はスタグフレーションに陥りかねないとみている。

次の一手について手掛かりがない今、次回FOMCまでの8週間は、引き続き経済データが市場の方向性を決めると投資家はみている。

ペン・キャピタルのダフィー氏は「市場は安堵している。弱い経済データが出れば、FRBが利上げペースを少し緩めるとみられるからだ」と語った。

(Davide Barbuscia記者、Gertrude Chavez-Dreyfuss記者)

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「休みの日は体が動かない」「終わり見えない」第7波直撃で保健所が再び“限界”へ―福岡 | RKBオンライン - rkb.jp

「休みの日は体が動かない」「終わり見えない」第7波直撃で保健所が再び“限界”へ―福岡

救急指令室と同様に感染拡大で再び激務となっているのが感染者や濃厚接触者の対応にあたる保健所です。第6波までの経験をもとに職員の負担を減らすよう新たな仕組みを導入していますが第7波の猛威によって現場は「限界」が近づいています。

鳴り止まない電話 ショートメッセージ対応に切り替え

「今、お熱が39度3分あって」
「息苦しさとかはないですか?」

久留米市役所にある保健所の新型コロナ対策チームには、朝からひっきりなしに電話がかかってきます。新型コロナに感染した人の健康状態の確認や入院、宿泊療養施設の調整などさまざまな業務に追われています。

久留米市保健所・田中浩之課長「自宅療養者数が一気に増えて5000人を超えている、久留米市の人口が約30万人と仮定して60人に1人の陽性者が自宅療養」

久留米市はスタッフの負担を減らすための新たな仕組みを導入しました。

田中課長「1日700人台の陽性者が出て、一件一件での対応が難しいということで、より重症化リスクのある方は従来通りさせていただき、それ以外の7割の方はこちらからさまざまな情報をショートメッセージでお伝えすることに切り替えた」

これまでは感染が確認されたすべての人に電話をかけて聞き取りを行っていましたが現在は高齢者や重症化リスクの高い人などに対象を絞って電話をし、それ以外の人はショートメッセージで連絡するようにしました。

田中課長「第6波のときの経験も踏まえて私たち保健所がどこまで耐えられるか考慮したときにこの一手はどこかで打つタイミングがあると思っていた」「ただし中には不安な方もいらっしゃいますので専用の電話を持っているのでこちらに電話いただきたい」

配食サービスと健康観察は外部委託へ

そして、もう一つの課題が自宅療養者への対応です。久留米市では現在5000人以上の人が自宅療養を続けています。配食サービスの対応が保健所だけでは追いつかず、今年4月から民間企業に外部委託しています。

久留米市保健所保健予防課・井原香さん「食事の申し込みの窓口は外部に委託していますが、そこでは緊急的には対応できないので、緊急対応としてここでやっています」

また、健康観察の業務も外部に委託するようにしています。さらに、市役所の別の部署や民間企業からの応援スタッフも継続し対応にあたっていますが第7波の猛威によって現場は綱渡りの状態が続いています。

久留米市保健所保健予防課・井原さん「最近大分きてます、休みの日は体が動かない感じです」
北嶋さん「最終電車で帰るのも第7波で増えました。時々フラってなることもありますけどまだ大丈夫です。自分たちもきついですけど患者さんが一番きついので、頑張って乗り切りたいと思います。」

スタッフは疲弊、市民からの手紙が支えに

RKB吉松真希「入り口には、職員の方への感謝の気持ちを綴った手紙が貼られています」

こうした市民からの手紙がスタッフの心の支えになっていると話します。

久留米市保健所保健予防課・井原香さん「終わりが見えないからちょっと・・・、お家で外に出らずに陽性の方が頑張っていると思うと、やっぱり私たちが頑張らないとと思っています」

久留米市保健所・馬場里美さん「応援を仰ぎながら、簡素化できるところは簡素化しつつ、手を抜けないところはあるのでそこは丁寧に対応しながら」

田中課長「そろそろスタッフの疲弊もあるので、ローテーション組みながら今ある資源と新たにできることを走りながら考えながら対応していく」

金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』

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Zenya、「夏の終わり 恋の終わり」をリリース maeshima soshiがリミックス - http://spice.eplus.jp/

[Alexandros]川上洋平、イーサン・ホーク主演の以心電信サイコスリラー『ブラック・フォン』について語る【映画連載:ポップコーン、バター多めで PART2】

動画

インタビュー

音楽

映画

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Wednesday, July 27, 2022

終わり迎えた進歩幻想 吉田徹・同志社大学教授 - 日本経済新聞

先進国では1970年代から階級意識が薄れていき、政治の対立軸が富の分配から個人の生き方に関する意識の相違へと変化した。90年代にはそれまでの左派がリベラルと称するようになり、自己決定権の重視が掲げられるようになった。

一方、今の日本で「保守」と呼ばれる人たちが守ろうとしているのは「失われた平和な20世紀」だと私は考える。

20世紀後半は人類史の中でも特殊な時代だった。第2次世界大戦後、国境が引き...

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FX/為替予想「ドル買い相場の終わり。もはや悪材料は大方織り込み済みか?市場テーマは『リセッション』?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー - マネ育チャンネル

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今晩はFOMCです。金利先物市場では75bpの利上げを100%織り込んでおり、そのうち25%の確率で100bpの利上げを織り込んでいる状態です。
参考:https://www.cmegroup.com/ja/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html

1.00%の利上げはサプライズとなりますので、もしそうなれば、ドル買いで反応はするでしょう。
ただし、先行きを見て行きますと、来年には利下げ議論になるのではないかという見方も一部浮上しております。
明日は米4-6月期のGDPの発表がありますが、もしもマイナスに振れる場合、2期連続でマイナス成長となりますので、リセッション入りと断定されます。
そういった意味では今晩から明日の夜にかけての重要経済指標で大きく振らされる展開が予想されます。
最終的にはリセッションを織り込みにいく形になると思いますので、ドル買い相場は一旦終えるように感じます。
今まで買われていたドル/円やクロス円も大幅に巻き戻す展開を想定しておかなければならないフェーズではないでしょうか。

目次

▼ドル/円 137円台半ばから戻り売り戦略
▼ECB政策金利0.50%引上げ、ならばスイスも0.00-0.25%か!?
▼市場テーマはリセッション

ドル/円 137円台半ばから戻り売り戦略

USD/JPY 4時間足
出所:Trading View

上記はドル/円4時間足チャートです。
従来のリスクオフ的な値動きに回帰すると予想します。
すでに139円台をつけたのに、135円台半ばまで先日反落しました。今月のCPIでも+9.1%をつけたのにも関わらず、です。おそらく全てドル高は織り込み済みなのではないかと考えます。
GDPの結果次第で、米国リセッション入り=利上げ打ち止め、ないしは来年利下げの可能性となれば、一旦は大きく調整を余儀なくされるでしょう。
短期的な大きな調整局面を狙った戻り売りを今週は考えております。
4時間足で直近の下落に対してフィボナッチを引いてみました。
現在の個人的なイメージですが、50%戻しのタイミングから戻り売りを考えております。
およそ137.50円付近からです。
また第二の売り場としては61.8%戻しの138円付近も有力でしょう。損切りは138.50-139円を意識し、ターゲット135円台を意識し戻り売り戦略を立てております。

ECB政策金利0.50%引上げ、ならばスイスも0.00-0.25%か!?

USD/CHF 4時間足出所:Trading View

つづいて、スイスフランを見て行きましょう。
経常黒字国であり、さらにリスクオフ相場に強いスイスフランです。
ドル売り相場で最も資本が集まりやすいのは、このスイスフランでしょう。
現在、資産の逃避先に選択される通貨が日本円では頼りないので、スイスフラン一択となりそうです。
もし米経済のリセッションが本物となる場合、安全資産のスイスフランに資本が殺到すると思われます。
スイス中銀の政策金利決定会合は9月に実施される予定ですが、現在のマイナス金利からプラスに転じると予想されます。
もはや金利がわずかにつくだけの安全資産なだけでもありがたいぐらいかもしれません。
欧州もイタリアの債務問題を抱えている関係上、利上げには限界があり、さらに化石燃料や輸入物価の高騰も足枷となっております。
欧州経済はまだまだこれから疲弊していくことを考えますと、欧州の資本家はスイスに資本を逃避させていくでしょう。
前置きが長くなりましたが、ドル/スイスフラン4時間足のチャート分析です。
ドル/円と同様に、フィボナッチ分析を実施します。
ドル/円よりも戻りが浅いことを考慮して、38.2%戻しの水準から売っていきたいと考えております。
0.9700の手前から戻り売り指し値注文で今週後半は対処予定です。
ストップは0.98超えに起き、0.95台を目指した同じく損小利大トレードを狙っていこうと思います。

市場テーマはリセッション

22年の下期はドルの利上げ相場から市場テーマがリセッションに移って行きそうです。
そうなりますと、各国の利上げも止まり、景気後退をそれぞれ織り込みながらの展開が予想されます。今まで買われていたものが売られ、売られていたものが買い戻されます。
矛盾しておりますが、もしかしたら緩和期待で株式市場も幾分か戻す可能性もあると思います。
ロシアがノルドストリーム1の天然ガス供給を絞ったのにも関わらず、原油価格もなぜか上値が重く、下げてきているのはそれが理由でしょう。

NY原油 日足
出所:Trading View

木曜日の米GDP次第では、そもそも経済成長停滞のため、需要が落ち込み、価格下落につながる可能性すらあるように思えます。
その場合、90ドル割れで75-80ドル方向だと考えられます。
そうなれば、インフレ率も強制的に低下しますので、よりドル円やクロス円は利上げではなく、利下げを織り込み始めるので、下落しやすいように思えます。
確率はまだ低いのですが、この値動きに期待をしたトレードが当たった場合、得られる利益は大きいでしょう。それを個人的には今週後半から狙っていく予定です。

【ひろぴー氏セミナー出演のご案内】

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【ひろぴー氏出演動画】

【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


「外為注文情報」はこちら

ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。Twitterのフォロワーは3万人程。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

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Tuesday, July 26, 2022

ウクライナ侵攻5か月~終わりの見えない消耗戦 - nhk.or.jp

ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めてから5か月が過ぎました。ロシア軍はミサイルや砲弾など火力を大量に使った攻撃でウクライナ軍に打撃を与え、ウクライナ側はアメリカなどから供与された高性能兵器で激しく応戦しています。互いに多くの人命が失われ、兵力をすり減らしながら戦う“消耗戦”となっているこの戦争は今後どうなっていくのか、その行方について考えます。

■消耗戦で失われる人命
2月24日に軍事侵攻が始まった直後、軍事力の圧倒的な差から、ウクライナが短期間で制圧されるとの見方が大勢でしたが、戦闘はすでに150日以上続いています。戦死者の正確な数はわかっていませんが、アメリカやイギリスの情報機関は、ロシア軍に少なくとも15000人、ウクライナ軍もそれに近い死者がでていると分析しています。15000人というのは、旧ソビエトがかつてアフガニスタンに侵攻した9年間の戦死者に匹敵する数で、両軍ともに非常に多くの人命が失われていることをうかがわせています。

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ウクライナでの地上戦は、ロシア国境に近いウクライナ東部から海沿いの南部につながる薄いピンクと赤色で示した帯状の部分をロシアが掌握する状態が続いていて、その境界付近で激しい戦闘が行われています。東部はロシアが優勢と伝えられてきましたが、2か月前の地図と比べても、ロシアは大きな前進ができているわけではありません。

■ウクライナ軍の戦いを支えるもの

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この5か月間、ウクライナがここまで持ちこたえてきたのは、ウクライナ国民の抵抗への強い意思とNATO諸国からの強力な軍事支援があったからに他なりません。
NATOは直接戦闘には参加しないかわりに、西側の高性能兵器をウクライナに供与。加えて、ウクライナ軍の参謀本部には、アメリカ軍やイギリス軍の要員が入って情報の提供や戦術面の助言をしているとみられます。衛星や偵察機などで収集したロシア軍の位置情報や、通信傍受によって得た情報などを提供し、ウクライナ軍はそれらをもとにロシア軍を攻撃しています。また、先月新たに投入されたアメリカの高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」は、およそ70km先にある標的をピンポイントで攻撃することができます。最前線のはるか後方にあるロシア軍の弾薬庫や指揮所などを正確に破壊し、ロシア側に大きな打撃を与えています。ウクライナで続く戦争についてバイデン大統領は、「専制主義に対する民主主義の戦いだ」と強調しています。実際に最前線で戦っているのはウクライナ軍ですが、
「形を変えたNATOとロシアの戦い」と言えるかもしれません。こうした西側諸国の姿勢は、「国際ルールや民主主義を否定するに等しいプーチン大統領の横暴を許せば、さらなる脅威が国際社会に広がりかねない」という危機感を反映したものです。

■ロシア軍の戦い方①火力の数と量で圧倒
欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍に対して、ロシア軍は、火力の「量」で対抗しようとしています。ロシアは初め、ずさんな作戦計画のもと、戦車部隊を投入して首都キーウなど主要都市を一気に落とそうとして失敗しました。

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そこで、当面の作戦目標を東部2州の掌握に変更し、分散していた戦力を東部に集中させました。そして、一度に大量のミサイルや砲弾を打ち込む戦法をとっています。使われている砲弾などは、冷戦時代に製造され老朽化したものも多く、“一発必中”で仕留める西側が供与した精密兵器に対して、ロシア側は、命中精度は低いものの弾の数や火力の量で圧倒しようとしています。
ロシアが大量の火力に頼る背景には、経済制裁によって、高性能のミサイル用の半導体が入手できないという事情があります。最近ロシア軍は「対艦ミサイル」や「対空ミサイル」を本来の目的とは違う地上攻撃に使っていますが、精密誘導の兵器が極度に不足している表れと言えるでしょう。

■ロシアの戦い方②市民も標的に
ロシア軍の攻撃について、もう一つ無視できないことがあります。それは、攻撃によって生じる 民間人の犠牲が極めて多いという点です。

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侵攻開始以来、病院や学校、商業施設などが次々に攻撃され、国連の発表によれば、これまでに幼い子供を含む5000人以上の市民が犠牲になったとされています。これはこれまでに確認が取れた数であり、実際の数ははるかに多いとみられています。また、必ずしも「巻き添え」ではなく、市民そのものを標的にしたような攻撃も少なくありません。3月には数百人の市民が逃げ込んでいたマリウポリの劇場が爆撃され、凡そ300人が死亡。今月に入ってからも、ドネツク州の集合住宅がミサイル攻撃され31人が死亡するなど、市民の犠牲が相次いでいます。こうした攻撃について、ロシア政府は否定していますが、国際人権団体は「明確な戦争犯罪だ」と厳しく非難しています。 ロシア軍は、市民を標的とする攻撃を繰り返すことで、恐怖を植え付け、軍事侵攻への抵抗の源であるウクライナ国民の“戦意”を喪失させることを狙っているのではないでしょうか。

■南部で反転攻勢か
さてここに来て、戦況に新たな動きも出てきています。

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ゼレンスキー大統領は今月、ロシアが掌握している南部の沿岸部を奪還するよう軍に命じ、すでに一部で攻勢に出ています。東部に比べてロシア軍の戦力が手薄で、黒海に面し、戦略的にも重要な南部をまずはおさえようという狙いです。一方、ロシアのラブロフ外相も先週、「地理的な目標は変わった」と述べ、東部に加えて、南部でも作戦を強化する考えを示しました。今後、南部での攻防の激化も予想されます。
そしてウクライナの戦況について、先週、イギリス情報機関のトップから興味深い発言がありました。対外情報機関、通称MI6のムーア長官は、「ロシア軍は失速寸前だ。今後数週間にわたりロシア軍は兵員や補給の不足に直面することになる。ウクライナに反転攻勢のチャンスが訪れるだろう」と発言しました。情報機関による発信は情報戦の側面もあって鵜呑みにはできませんが、今後、南部での攻防で、戦況に大きな変化があるのか、注目されます。

■西側の軍事支援が“頼みの綱”
いずれにしても、ウクライナが形勢を逆転し、その後も戦い続けるには、NATO諸国からの軍事支援が「頼みの綱」であることに変わりはありません。攻撃の成果をあげている西側の高性能兵器が現場の部隊に届けられたのは、総延長およそ1000kmに及ぶ長大な戦線の一部だけです。

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また、軍事支援を行う側には ある種のジレンマがあります。ウクライナに強力な兵器を供与し過ぎれば、ロシアを過度に刺激して、不要な戦火の拡大を招きかねない、最悪の場合、核兵器が使われかねないという懸念があるのです。欧米諸国が今後、十分な兵器を前線に一気に届けることができるかどうか、そして、そうした支援を最後まで継続できるのかが、今後の戦況を左右する鍵です。さらに、消耗戦が長引き、市民の犠牲が増えていく中でも、ウクライナ国民が侵略行為に対する“抵抗の意思”を維持できるかどうかも、ウクライナの将来を左右する要素です。

■終わり見えない中で大切なこと
ここまで見てきたように、ウクライナでは激しい攻防が続いており、戦争が終結する兆しは見えず、長期化は避けられない見通しです。世界経済への影響は続き、人々の暮らしにも様々な「痛み」が出てくることも予想されます。日本にとっては、そうした中でも、ロシアの侵略行為は認めないという立場を貫き、軍事侵攻を終わらせる外交努力が重要なことは言うまでもありません。そして、私たちひとりひとりも、ウクライナでの出来事を我が事としてとらえ、その行方に一層の関心を持ち続けることが大切だと思います。

(津屋 尚 解説委員)

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ウクライナ侵攻5か月~終わりの見えない消耗戦 - nhk.or.jp

ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めてから5か月が過ぎました。ロシア軍はミサイルや砲弾など火力を大量に使った攻撃でウクライナ軍に打撃を与え、ウクライナ側はアメリカなどから供与された高性能兵器で激しく応戦しています。互いに多くの人命が失われ、兵力をすり減らしながら戦う“消耗戦”となっているこの戦争は今後どうなっていくのか、その行方について考えます。

■消耗戦で失われる人命
2月24日に軍事侵攻が始まった直後、軍事力の圧倒的な差から、ウクライナが短期間で制圧されるとの見方が大勢でしたが、戦闘はすでに150日以上続いています。戦死者の正確な数はわかっていませんが、アメリカやイギリスの情報機関は、ロシア軍に少なくとも15000人、ウクライナ軍もそれに近い死者がでていると分析しています。15000人というのは、旧ソビエトがかつてアフガニスタンに侵攻した9年間の戦死者に匹敵する数で、両軍ともに非常に多くの人命が失われていることをうかがわせています。

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ウクライナでの地上戦は、ロシア国境に近いウクライナ東部から海沿いの南部につながる薄いピンクと赤色で示した帯状の部分をロシアが掌握する状態が続いていて、その境界付近で激しい戦闘が行われています。東部はロシアが優勢と伝えられてきましたが、2か月前の地図と比べても、ロシアは大きな前進ができているわけではありません。

■ウクライナ軍の戦いを支えるもの

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この5か月間、ウクライナがここまで持ちこたえてきたのは、ウクライナ国民の抵抗への強い意思とNATO諸国からの強力な軍事支援があったからに他なりません。
NATOは直接戦闘には参加しないかわりに、西側の高性能兵器をウクライナに供与。加えて、ウクライナ軍の参謀本部には、アメリカ軍やイギリス軍の要員が入って情報の提供や戦術面の助言をしているとみられます。衛星や偵察機などで収集したロシア軍の位置情報や、通信傍受によって得た情報などを提供し、ウクライナ軍はそれらをもとにロシア軍を攻撃しています。また、先月新たに投入されたアメリカの高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」は、およそ70km先にある標的をピンポイントで攻撃することができます。最前線のはるか後方にあるロシア軍の弾薬庫や指揮所などを正確に破壊し、ロシア側に大きな打撃を与えています。ウクライナで続く戦争についてバイデン大統領は、「専制主義に対する民主主義の戦いだ」と強調しています。実際に最前線で戦っているのはウクライナ軍ですが、
「形を変えたNATOとロシアの戦い」と言えるかもしれません。こうした西側諸国の姿勢は、「国際ルールや民主主義を否定するに等しいプーチン大統領の横暴を許せば、さらなる脅威が国際社会に広がりかねない」という危機感を反映したものです。

■ロシア軍の戦い方①火力の数と量で圧倒
欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍に対して、ロシア軍は、火力の「量」で対抗しようとしています。ロシアは初め、ずさんな作戦計画のもと、戦車部隊を投入して首都キーウなど主要都市を一気に落とそうとして失敗しました。

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そこで、当面の作戦目標を東部2州の掌握に変更し、分散していた戦力を東部に集中させました。そして、一度に大量のミサイルや砲弾を打ち込む戦法をとっています。使われている砲弾などは、冷戦時代に製造され老朽化したものも多く、“一発必中”で仕留める西側が供与した精密兵器に対して、ロシア側は、命中精度は低いものの弾の数や火力の量で圧倒しようとしています。
ロシアが大量の火力に頼る背景には、経済制裁によって、高性能のミサイル用の半導体が入手できないという事情があります。最近ロシア軍は「対艦ミサイル」や「対空ミサイル」を本来の目的とは違う地上攻撃に使っていますが、精密誘導の兵器が極度に不足している表れと言えるでしょう。

■ロシアの戦い方②市民も標的に
ロシア軍の攻撃について、もう一つ無視できないことがあります。それは、攻撃によって生じる 民間人の犠牲が極めて多いという点です。

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侵攻開始以来、病院や学校、商業施設などが次々に攻撃され、国連の発表によれば、これまでに幼い子供を含む5000人以上の市民が犠牲になったとされています。これはこれまでに確認が取れた数であり、実際の数ははるかに多いとみられています。また、必ずしも「巻き添え」ではなく、市民そのものを標的にしたような攻撃も少なくありません。3月には数百人の市民が逃げ込んでいたマリウポリの劇場が爆撃され、凡そ300人が死亡。今月に入ってからも、ドネツク州の集合住宅がミサイル攻撃され31人が死亡するなど、市民の犠牲が相次いでいます。こうした攻撃について、ロシア政府は否定していますが、国際人権団体は「明確な戦争犯罪だ」と厳しく非難しています。 ロシア軍は、市民を標的とする攻撃を繰り返すことで、恐怖を植え付け、軍事侵攻への抵抗の源であるウクライナ国民の“戦意”を喪失させることを狙っているのではないでしょうか。

■南部で反転攻勢か
さてここに来て、戦況に新たな動きも出てきています。

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ゼレンスキー大統領は今月、ロシアが掌握している南部の沿岸部を奪還するよう軍に命じ、すでに一部で攻勢に出ています。東部に比べてロシア軍の戦力が手薄で、黒海に面し、戦略的にも重要な南部をまずはおさえようという狙いです。一方、ロシアのラブロフ外相も先週、「地理的な目標は変わった」と述べ、東部に加えて、南部でも作戦を強化する考えを示しました。今後、南部での攻防の激化も予想されます。
そしてウクライナの戦況について、先週、イギリス情報機関のトップから興味深い発言がありました。対外情報機関、通称MI6のムーア長官は、「ロシア軍は失速寸前だ。今後数週間にわたりロシア軍は兵員や補給の不足に直面することになる。ウクライナに反転攻勢のチャンスが訪れるだろう」と発言しました。情報機関による発信は情報戦の側面もあって鵜呑みにはできませんが、今後、南部での攻防で、戦況に大きな変化があるのか、注目されます。

■西側の軍事支援が“頼みの綱”
いずれにしても、ウクライナが形勢を逆転し、その後も戦い続けるには、NATO諸国からの軍事支援が「頼みの綱」であることに変わりはありません。攻撃の成果をあげている西側の高性能兵器が現場の部隊に届けられたのは、総延長およそ1000kmに及ぶ長大な戦線の一部だけです。

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また、軍事支援を行う側には ある種のジレンマがあります。ウクライナに強力な兵器を供与し過ぎれば、ロシアを過度に刺激して、不要な戦火の拡大を招きかねない、最悪の場合、核兵器が使われかねないという懸念があるのです。欧米諸国が今後、十分な兵器を前線に一気に届けることができるかどうか、そして、そうした支援を最後まで継続できるのかが、今後の戦況を左右する鍵です。さらに、消耗戦が長引き、市民の犠牲が増えていく中でも、ウクライナ国民が侵略行為に対する“抵抗の意思”を維持できるかどうかも、ウクライナの将来を左右する要素です。

■終わり見えない中で大切なこと
ここまで見てきたように、ウクライナでは激しい攻防が続いており、戦争が終結する兆しは見えず、長期化は避けられない見通しです。世界経済への影響は続き、人々の暮らしにも様々な「痛み」が出てくることも予想されます。日本にとっては、そうした中でも、ロシアの侵略行為は認めないという立場を貫き、軍事侵攻を終わらせる外交努力が重要なことは言うまでもありません。そして、私たちひとりひとりも、ウクライナでの出来事を我が事としてとらえ、その行方に一層の関心を持ち続けることが大切だと思います。

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「これで終わりじゃない」 次の夢めざして 波佐見・渡辺大地君 - 朝日新聞デジタル

三沢敦

 25日、高校野球長崎大会準決勝、創成館2―1波佐見

 1点リードで迎えた五回裏、1死一塁。救援のマウンドに立ったエース渡辺大地君(3年)は出ばなをくじかれた。

 一塁への牽制(けんせい)動作がボークと判定されたのだ。気を取り直して打者と向き合ったが、四球を与えてしまう。次打者を併殺に仕留め、どうにか切り抜けたものの「違和感」が残った。

 変化球を低めに集め、打たせて取る投球が身上。だが、この日の球は高めに浮き、リズムをつかめない。六回には重盗と失策で同点とされた後、逆転の適時打を浴びてしまった。「1点を争う接戦になり、緊張したのかもしれない」

 波佐見中1年だった2017年夏、隅田知一郎(ちひろ)投手を擁した波佐見が16年ぶりに甲子園の土を踏んだ。接戦の末に1回戦で敗退したが、隅田投手はその後大学野球で大活躍。昨秋のドラフトでは4球団から1位指名を受け、西武に入団した。「かっこいいな」「あんな投手になれたら」。あこがれの大先輩を目標にピッチングを磨いてきた。

 1点を追う九回表。チームに一打逆転のチャンスが訪れた。打席には当たっている坂口絢星君(3年)。「行けー、行けー」。投球練習の手を休め、必死で声をからす渡辺君がいた。「絶対に勝つ」。そう信じて疑わなかった。

 坂口君が三振に倒れ、最後の夏が終わった。でも渡辺君は胸を張り、泣き崩れる仲間を笑顔で励ました。

 これで終わりじゃない。大学野球で活躍したい。その先にプロの夢もある。「体をしっかり作り、球速をさらに上げなければ」

 あきらめず、くじけず。大先輩を追い続ける。(三沢敦)

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Monday, July 25, 2022

信用危機は暗号資産レンディングの終わりを意味しない【コラム】 - コインデスク・ジャパン

巨大な市場が登場し、投資と貸付のブームが続く。市場参加者にクレジットを提供するために、銀行が続々と登場した。新しい金融商品が生まれ、投資会社はそのような商品のレバレッジ(証拠金)取引を開始。

巨大企業が一連のレバレッジ取引の失敗で自滅し、顧客に莫大な損失を与える。投資会社の首脳は海外に逃亡。その後にはパニックが続き、流動性危機と取り付け騒ぎが起こる。主要貸付業者は破綻し、信用は急速に縮小する。

2022年の暗号資産(仮想通貨)市場の話だと思っただろうか?実は、1772年〜1773年にヨーロッパで発生した信用危機の話でもあるのだ。18世紀の危機の中では、それほど知られていない金融危機である。

1763年のパリ協定後、イギリスは北米の領土に安定した支配権を獲得。新領土への投資が安全なものとなったため、ヨーロッパの銀行は熱烈に歓迎した。入植者たちはクレジットを必要とし、イギリスの商人はより多くの市場に販売する商品を求めた。

その結果生まれたのは、クレジットブームと、ロンドンやヨーロッパのトレーダーの間の投機熱であった。証拠金取引が盛んとなり、イギリス東インド会社の株価は高騰した。

しかし、レバレッジを使って東インド会社の株に投資したロンドンの銀行が破綻すると、問題が顕在化。この銀行の主要債権者であったスコットランドの銀行エアー銀行も道連れとなって破綻した。

当時スコットランドでは、自由銀行制度が実施されており、エアー銀行は、密接な関係を持った相手先に、ゆるい条件で貸し付けを行うことで有名で、その熱心な貸し付けによって、またたく間にスコットランド最大規模の銀行となっていたのだ。

その後に続いた信用危機は、ロンドン、エディンバラ、アムステルダムを襲い、いくつもの金融機関が破綻。エアー銀行の清算には何十年もかかり、その過程でスコットランドの実際の土地すらも、売却された。

アダム・スミスが記録した教訓

この危機の後、スコットランドは自由銀行システムについて考えを改めたと思うだろう。しかし実際にはその逆なのだ。エアー銀行は、1714年〜1844年まで続き、安定性のモデルと考えられた自由銀行時代の大失敗として記憶されているが、他のスコットランド系銀行は危機をうまく切り抜けた。そして当時アダム・スミスが記録したエアー銀行破綻の教訓は、市場でしっかりと吸収された。

現在ビットコイナーたちは、暗号資産業界における信用貸付の崩壊を喜んでいる。私がこの記事を執筆している最中にも、著名ビットコイナーたちがツイッターの「セルシウスよ安らかに。ビットコイン万歳」と題されたスペースに集まっている。

私はセルシウス・ネットワークのファンではなかったし、そのアプローチを長らく懐疑的に見ていた。しかし、セルシウスや多くの同業者の破綻、そしてレンディングセクターにおける新たな統合の波は、暗号資産レンディングを廃れさせるものではない。レンディングセクターが活性化し、改革され、より慎重に管理されて再登場する、ということなのだ。

レンディングプロトコルを批判するビットコイナーたちは、自らの利益を損ねている。ビットコインマキシマリストの教義に従う多くの人たちは、信用貸付を軽蔑するという、興味深い態度を保っている。

彼らはしばしば、リバタリアニズムの思想家ロスバード的な理想を掲げ、部分準備銀行システムを「詐欺」と考えている。自由市場においては、理想化された「完全準備銀行」は決して生まれてこないにも関わらずだ。

スコットランドにおける、放任主義で市場ベースの「自由銀行」制度の時代には、準備金割合は一般的に2〜5%であった。そしてシステムは、非常にうまく機能していたのだ。

「完全準備」銀行は、信用枠を拡大したり、満期を変更することはできない。「銀行」とはほとんど呼べないものになるだろう。信用貸付のない世界は、陰鬱な世界だ。責任を持って行われる信用貸付は、文明の要。預金を解き放ち、経済の生産的な分野でお金に仕事をさせるのだ。信用貸付のない世界は、不毛で停滞したものとなるだろう。

ビットコインマキシマリスト

反信用貸付運動を私がでっち上げていると考えているなら、自称マキシマリストのステファン・リベラ(Stephan Livera)氏の「ビットコインマキシマリストは実際には何を信じているのか?」という見出しから始まる次の文章を読んでほしい。

「実際には、私の知るマキシマリストの大半は、通貨と関係ない用途には興味がなく、ビットコインと他の『暗号資産』と名乗るガラクタを区別することにより興味を持っている。そして、これほど多くの暗号資産貸付業者が引き出しサービスを停止し(セルシウス、Vauld、ボイジャー)、破産申請を行い(ボイジャー)、救済のための取引を受け入れ(ブロックファイ、ボイジャー)ている現状を見ると、マキシマリストが正しかったと言える力強い根拠があるだろう。」

本当だろうか?彼らの勝利の条件が「今後一切、暗号資産をもとにした信用貸付が行われないこと」だったとしたら、負けは確実だ。レンディング業界がダメージを被ったのは確かだが、消滅することはない。

レバレッジやより低コストの資本と、利回りへの渇望は、自由な資本主義企業に本質的に存在するもので、その渇望が消え失せることは決してない。自由市場を頑なに信じるビットコイナーは、そこにはマネーの市場も含まれることを認識するべきだ。

ロスバード的な理想を信じるビットコイナーは、国家の干渉から完全に自由な市場環境における「部分準備」での信用貸付という歴史を受け入れることができない。消費者たちは歴史を通じて、金銀銅貨を引きずって運ぶよりも、紙幣を好んできた。企業や個人はレバレッジを望み、銀行は喜んでレバレッジを提供してきたのだ。

国家の影響から徹底的に自由な状況においても、「完全準備」銀行が自然と生まれてくることはない。18世紀から19世紀にかけての、スコットランド、スイス、スウェーデン、カナダにおける自由銀行時代を見れば、明らかである。

信用貸付のメリット

暗号資産信用貸付の登場を擁護して、私は2020年、次のように主張した。

「暗号資産業界における信用貸付の状況は、まったくもって完璧とは言えない。預託組織から、多くの失敗が生まれることが見込まれる。しかし失敗のたびに、預金者たちはデューデリジェンスの価値を評価するようになり、預託組織をより慎重に精査するようになるだろう。そしてそれぞれの失敗は、国家の介入なしでも、金融機関が実際に破綻することがあるという証拠になる。

そのような痛ましい教訓によって、業界は透明性、預金補償、準備金比率についてベストプラクティスを採用することを余儀なくされるだろう。クレジットを支えたり、過剰なリスクを取った金融機関を救済したりする温情主義的国家が不在の業界は、負のフィードバックから恩恵を得ることができる」

そして今、私たちは、初めての体系的信用危機を経験した。影響を受けていない貸付業者はいないと言っていいだろう。政府レベルの救済(ビットコインナーたちが「救済」と軽蔑するものは単に、民間市場での資産の投げ売りであり、どんな市場でも一般的なものだ)も、国家の介入もないが、クレジット市場は、ここから復活するだろう。

事態はまだ収拾していないが、より堅固なレンディングシステムを構築するためのツールがすでに存在しているのは明らかだ。ビットコインは、銀行の基盤となる担保にぴったりなのだ。

安価に現物引き渡しができる、暗号技術によって監査可能なデジタル無記名証券として、ビットコインは担保として金貨よりはるかに優れている。金(ゴールド)の問題点は、検証するのにコストがかかること。結局ウォールドガーデンの中に留まり、消費者は紙幣を金貨に換えたがることはほとんどないのだ。つまり、ゴールドを基盤としたシステムは、預金者を犠牲にして、銀行に力を与えたのだ。

不透明な市場

暗号資産クレジット市場1.0バージョンの問題は、システムの不透明性、人工的なDeFi利回りへの依存、そして全般的に広がる詐欺。思い出せる限り最も緩和的な金融情勢が、そこに拍車をかけた。

この点は、改善が可能だ。CeFiとDeFiのハイブリット市場はすでに、完全に透明性を持った形で、担保不足の信用貸付を行なっている。デフォルトのCeFi(中央集権型)モデルよりもはるかに改善された形である。

消費者も規制当局も透明性を激しく求めているが、新興のDeFiインフラが、透明性を提供できそうだ。貸付業者がプルーフ・オブ・リザーブで実験を行っている。このやり方は間違いなく、洗練され、拡大されるだろう。

プルーフ・オブ・リザーブ:第三者が独立した残高確認を行い、カストディアンが顧客のために資産を保有していることを確認する。

引き受けの基準も厳格化している。さらに、暗号資産における取り付け騒ぎの速さを認識したこれからの貸付業者は、より慎重な流動性、準備金比率を維持するだろう。

ビットコイナーの「鍵を持っていなければ、自分のコインではない」という考えも、この文脈では皮肉だ。ビットコイナーたちが、ノンカストディアルな形でビットコインを使うためのより優れたツールの開発にもっと力を入れていれば、完全カストディ型仲介と、完全なるセルフカストディという幻想の二者択一を迫られることはなかったのだ。

仲介モデルは可能なのだ。優良DeFiプロトコルを使った人なら誰でも、金融イノベーションとセルフカストディ型の鍵管理を調和させることが可能だと知っている。

皮肉なことに、ユーザーが直接オンチェーンでコインを利用できるように取引所から引き出すという事態を引き起こしたDeFiの登場の方が、ビットコイナーたちよりも、個人のセルフカストディにはるかに貢献したのだ。

何千万人もの人が、メタマスク(MetaMask)を使っているが、幅広く使われる、それに相当するビットコインウォレットは存在しない。それに使うDeFiアプリケーションが存在しないからだ。

より良く管理された信用貸付セクターに興味を持つマキシマリストは、暗号資産貸付業者の危険性について互いに議論していても、何も成し遂げることはできない。彼らにとってはすべてが詐欺なのだとしたら、彼らの警告には何の情報も含まれない。信用貸付や利回りに対する需要を彼らは消すことができず、そのニーズに応えるための起業家は、常に登場してくるだろう。

マキシマリストは、より優れた担保としての性質を持つ新ゴールドとしてビットコインを使い、妥当な引き受け基準を設定して、独自の金融機関を立ち上げるべきなのだ。ビットコインの成功の代償として、信用貸付が登場してきたと考えるのは間違っている。ビットコインの成功は、信用貸付にかかっているのだ。

ニック・カーター(Nic Carter)氏:パブリック・ブロックチェーンに特化したベンチャーファンド「キャッスル・アイランド・ベンチャーズ(Castle Island Ventures)」のパートナー。ブロックチェーン分析企業「コインメトリックス(Coin Metrics)」の共同創業者でもある。

|翻訳・編集:山口晶子、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:The Credit Crunch Is Not the End of Crypto Lending

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Saturday, July 23, 2022

2週間天気 7月終わりは台風の卵「熱帯低気圧」の影響受ける 関東から近畿は大雨か(気象予報士 牧 良幸 2022年07月24日) - tenki.jp

あす25日(月)は、晴れる所が多いでしょう。札幌と仙台も雲は多めですが、晴れ間の出る時間はありそうです。福岡の雨は昼ごろまでで、午後は天気が回復に向かいそうです。

26日(火)以降は、スッキリしない天気が続くでしょう。本来は梅雨が明けたこの時期は、夏の高気圧である太平洋高気圧に日本付近は広く覆われますが、今年はまだしっかりと覆われていません。そのため、湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすくなっています。

また、きょう24日(日)の夜までに小笠原諸島周辺に、台風の卵である「熱帯低気圧」が発生する予想になっています。この「熱帯低気圧」は北上を続け、26日(火)の夜から27日(水)ごろに近畿から東海付近に近づく可能性もあります。今の所、台風まで発達する予想にはなっていませんが、熱帯由来の暖かく湿った空気が西日本から東日本の太平洋側を中心に、流れ込むでしょう。さらに、日本の東に中心を持つ太平洋高気圧の縁辺から湿った空気も流れ込むため、関東~近畿にかけての沿岸部や風の影響を受けやすい山沿いなどは、大雨になる恐れもあります。海上も波が高くなりそうです。夏休みに入り、山や海にお出かけを予定されている方もいると思いますが、最新の情報をご確認ください。

最高気温は、30℃以上の日が広い範囲で続きます。湿度も高く、蒸し暑くなるでしょう。日差しの出る時間が長い日は35℃近くまで上がりそうです。例年ですと、これから8月前半が一年で最も暑い時期です。連日の暑さで、体力も落ちてしまいますが、熱中症対策は、引き続き万全にしてお過ごしください。

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『科捜研の女』発表「誰もが終わりだと信じて疑わなかった」 - goo

2022/7/24 07:24

科捜研の女Amazon

芸能界の不死鳥伝説を体現したのが女優の沢口靖子だ。つい先頃、主演する人気ドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)が新シリーズとして、この10月に放送されることが発表されたばかり。

「ドラマ『科捜研の女』は1999年のスタートから『木曜ミステリー』枠で放送されてきた人気シリーズです。実に23年もの間、放送されてきたドラマですが、この〝木ミス〟枠が、現在放送されている上川隆也主演の『遺留捜査』第7シーズンをもって終了となる。そもそも、〝木ミス〟の主な視聴者は60歳以上でスポンサー受けが悪かった。新たに木曜20時をバラエティー番組に変革することが急務だったんです」(芸能プロ関係者)

そうした厳しい状況下、沢口は再びカムバックを果たしたのだ。

「一時は誰もが終わりだと信じて疑わなかった。視聴者もさることながら、一番の問題は制作費。京都の太秦での撮影は東京で撮影した場合と比較して約1.5倍以上の費用が掛かるわけです。ちなみに『科捜研―』1本の制作費は5500万円。『相棒』は4500万円。京都での撮影は馬鹿にならない」(芸能プロ関係者)

それにしても、なぜ『科捜研の女』のみ、土壇場ギリギリで生き残ることができたのか?

「『科捜研』ファンクラブの署名運動が功を奏したようです。また、現在のテレ朝の篠塚浩社長が個人的に沢口のファンなんですよ。そうした事情からも継続が決まったという話」(事情通)

こんな事情を知ってか知らずか、新スタートする『科捜研の女』には新たなテイストが加わるという。

「公開されたポスターを見て分かる通り、沢口の色気が全面に押し出されるようです。これまで寸止めだった土門刑事(内藤剛志)との恋愛話が一気に加速。沢口扮する榊マリコが土門刑事と結婚し、子供をもうける展開まで浮上しています」(芸能プロ関係者)と週刊実話WEBは報じた。

沢口靖子『科捜研の女』シリーズ“特別待遇”カムバック実現のウラ事情沢口靖子『科捜研の女』シリーズ“特別待遇”カムバック実現のウラ事情

編集者:いまトピ編集部

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Friday, July 22, 2022

(自由自在)北京五輪、感謝の言葉に感じた「終わり」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 客席のない練習用のサブリンクに羽生結弦の声が響いた。「行くぞ!」

 2月18日、40分間の練習の最後に2018年平昌五輪のフリー「SEIMEI」が流れた。クライマックスのステップ、スピンを力いっぱい演じた。「アイスショーや試合だったら抑えてやっちゃう。全力を込めたステップを見せることができてよかっ…

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豪州上空にピンク光 地元住民「世界の終わり?」「宇宙人の侵略?」 - 朝日新聞デジタル

小宮山亮磨

 豪州南部の上空にピンク色をした謎の光が現れ、「宇宙人の侵略か」と地元の住民を驚かせた。欧州メディアが伝えた。

 報道によると、ビクトリア州ミルデューラで19日、夜空がピンク色に染まっているのを住民らが目撃した。だが、光を放つような大きな街は、周囲にない。

 光を見た地元の女性は、英ガーディアン紙の取材に「とても奇怪だった。父が『世界の終わりだ』と言っていた」と話した。宇宙人が攻めてきたかと誤解したらしい。

 実際には、この光は医療用の大麻を栽培する施設から出たものだった。植物は赤っぽい光を浴びるとよく育つ。施設を運営する会社は英BBCに、通常は光を遮断するためのブラインドがかかるが、この日は開け放しになっていたと明かした。このため、光が上方向に漏れ出て、夜空を照らしていたという。(小宮山亮磨)

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Thursday, July 21, 2022

大人になってから歯列矯正はじめて終わりましたレポート - デイリーポータルZ

2年間のビフォーアフター

2年前から歯列矯正をはじめ、先日終わった。子どもの頃に行うイメージだったので、自分でもまさかこんな選択をすると思わなかった。つらい?かと思いきやとても面白い2年間だったのでレポートします。(歯の写真がたくさん出てくるので苦手な方は気をつけてください!)

急にきた「歯列矯正」欲

昔から出っ歯で、横から見ると口がモコっとして気になっていた。が、これがありのままだし…と諦めていた。

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前からみても出っ歯なんですが
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横から見ると口元がもこっとする。出っ歯あるある。

が、ある日YouTubeを見ていると、全く同じ悩みの人が歯列矯正を終えたレポートをあげていた。出っ歯が改善されている……っていうか大人って歯列矯正していいんだ!衝撃が走った。

20代前半ならお金の面で絶対無理だったが、いま30歳だしお金もゼロではない……でも大人がやってたら引かれないか?いや誰も見てないか!!やってみよー!ということで矯正をはじめることにした。

抜歯からの器具装着

当たり前だけど歯列矯正ははじめてだ。すぐに器具をつけるのかと思いきや、まずは歯を抜くらしい。

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前歯がこのように出ているので
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歯を抜いてそのスペースに歯をおさめるという治療

上下4本も抜いた。歯を抜くのは緊張したが先生が鼻歌歌いながら無痛で抜いた。抜歯のプロらしい。プロでも鼻歌は歌うなと思ったけど全然痛くなかったのでプロだなと思った。

抜歯の傷口が落ち着いたら、器具を全面につけ…と思いきや、まずは一本だけ下げていき、その後全部下げるという流れを取るらしい。(医院によってめちゃくちゃ異なるそうです)

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ついた日のやつ
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ついてからしばらくしたやつ。スキマができていることがお分かりいただけるだろうか。

どうして動くのか意味がわからなかったが、調べると

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歯を引っ張ることにより骨が吸収され、あまったスペースに新しい骨ができるらしい(めちゃくちゃざっくり説明しています)

器具装着後1〜2日はジンジンするが、あとは特に大丈夫だった。1袋入りのスルメを全部食べろと言われたらキツいが、それ以外は大体食べられるぐらいの感じ。

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そして下側がつき
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半年を超えると上にもついてフル装備になった。

月1で歯医者に通い、針金の太さを変えたり、引っ張る力を変えたりする。これでじわじわ動かしていく。

 

いったん広告です

口内に金属がある生活

30年生きたが、こんなに金属が自分の体にまとわりつくのははじめてだ。

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途中にはゴムをつける期間も。ちょうどこの期間にアメリカの怖いラッパーにハマっていたので「怖いラッパーが歯につけるアクセサリーみたいでかっこいい」と人に見せまくった(嫌がられた)。

最初は「人に見られるのが恥ずかしいかも」などと思っていたが、「明らかに人と違う」という点で、後半はすごく気に入っていた。

2年後、器具外しの時

コロナでマスクをしてたらあっさり二年がたった。もう慣れて装置も「自分」と化していた。いざ外すとなると寂しい。

歯医者で歯についたチップのようなものを、パキッパキッと腕力で外されていくこと20分。「お疲れ様でしたー!」と言われ鏡を見ると…

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左が器具あり、右が器具なし!変わりましたでしょうか?

といいつつ正面だけだとわからないと思うので、一番変化した横顔を見ていただきましょう。 

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これです!流石にわかりますでしょうか。口元がめちゃくちゃ下がってるかと思います。矯正すごい。
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この角度もわかりやすいかもしれません。そもそも右のカメラが盛れている、きちんと化粧をしているだろという声も聞こえてきそうで実際そうですが、歯を見て欲しいんです。だいぶ下がりました。

顔の好みはいろいろあると思うが、個人的には出っ歯の頃より、今の自分の方が好みなので「うれしい〜」と素直に喜んだ。

あと噛み合わせが改善したので睡眠中の歯軋りが減った。とてもありがたい効果だった。

矯正して面白かったこと「月毎に顔が変わる」

2年間歯列矯正をして、意外と苦痛よりは面白いことばかりだった。一番面白かったのは「顔が毎月変わる」という不思議を体験できることだ。

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2年の間、顔が何形態変化したかわからない。

自分のアイデンティティの比重として大部分をしめていた「顔」が地味〜に変わり続ける。顔ですら嫌だと思ったらこんなにすぐに変えられるのだ。人生でその他の嫌なこともガシガシ変えていいんだなぁ、人は自由だなと謎の悟りを得たりした。

たまに整形にハマる方がいると聞くが、いまその気持ちがよくわかる。顔が変わるって体験として面白い。

歯医者曰く「大人でも全然よい」とのことなので、気になっている方は検査だけでも行ってみたらどうでしょうか。口内に金属がある毎日も悪くはなかったです。

骨折した友達のギプスが羨ましかったあの感じ

歯列矯正で不具合が多いはずなのに、なぜかちょっと気分がいい…この感情はなんだと考えると「骨折した友達のギプスが羨ましかった」あの日の気持ちが埋まってる!という発見があった。ああいうのに憧れていた人は適正があるかもしれない。

いい面ばかり書きましたが、お金かかるし食べ物は当たり前に挟まりますので、きちんと検討してください!(YouTubeで体験談がたくさんみれます)

 

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